第20話:アラスカクルーズ

文字数 1,640文字

 翌8月14日はスキャグウェイに到着し、オプショナルツアーを見るとトレッキングできつそうなのでやめて、マスコット・サーモン博物館等の歴史的な建物が並ぶ地区を回る45分の無料の散策ツアーがに参加することにした。ゴールドラッシュで栄えた時代のスキャグウェイの歴史をビデオや写真、等身大のオブジェ等を豊富に展示し、わかりやすく説明していた。

 見学してからスキャグウェイの街を歩くと歴史的な街の雰囲気を味わえた。その後、クルーズ船に戻って、デッキを散歩して、夕食をとって、早めに床についた。翌8月15日はクレイシャー湾内に入れる客船は1日2隻となっていた。この日は朝から快晴で、湾の奥に白い雪山3000メーター級の山が、そびえ、客船が入江を奥まで進むと湾にそそぐ氷河がいくつも現れた。

 その美しさに感動。まるでアルプスの白い山々が海の上に浮かんでいるような景色が延々と続きます。その雄大さにも感動。風もなかったので水に映る山々も美しかったです。クジラとかラッコ、アザラシなども優雅に泳いでいて、天候に恵まれれば驚きの体験した。絶景の船旅のひとつでした。グランド・パシフィック氷河では何回も崩落を観察できた。

 防寒対策をしっかりして屋上デッキで大迫力の崩落ショーを見学した。翌8月16日はケチカンに到着。アラスカ最南端の街ケチカンはシアトルからアラスカの各都市を結ぶアラスカ・マリンハイウエイの最初の寄港地。この地では古くから先住民族のクリンキット族が狩猟生活を送っており、ケチカンとは彼らの言葉で「羽を広げた鷲」という意味。

 街近くにある滝の名前にもなっています。1887年に白人が入植し始め、1888年には金が発見されゴールドラッシュ。しかし1900年代に入りゴールドラッシュは衰退した。この日も、気に入ったオプショナルツアーがなく、ケチカンの町を散策した。食事をとったが、観光地価格で美味しくない割に100ドル以上と高い。

 翌2004年8月17日は、ビクトリアに寄港し、オプショナルツアーではなく、我々グループだけで、大型ワゴンタクシーで、ブッチャードガーデンに出かけた。そこは、うわさ通り、素晴らしく、美しい庭園が広がっていた。最初にサンクン・ガーデン、それはまるで、絵画のような光景。サンクン・ガーデンの奥まった所にあるのが、ロス・ファウンテンと言う名の噴水。

 この噴水は、ブッチャート夫妻の孫イアン・ロス氏が開園60周年記念に建設したもので、21mの高さにまで吹き上げる。オルガンパビリオン、この辺りは、色とりどりの日本では梅雨の時期にしか見られない紫陽花も美しい。ここでは夏の始まりから秋にかけ数ヶ月間、見頃が続く様だ。その先はローズ・ガーデン7、8月にかけ満開となるバラは250種以上が咲き誇る。

 そこは、まるで花園。最後に鮮やかな花で埋め尽くされたヨーロッパ風庭園が迎えてくた。庭園へ入る2つの入口には、ルクリウスの銅像が建てられている。ここは、小さな噴水を囲むように美しい草花が植えられています。散策に疲れ「ザ・ダイニング・ルーム」では本格的なアフタヌーンティーを楽しめる。朝、佐光が予約を入れたので18人がアフタヌーンティーを飲んだ。

 1人30ドルで合計540カナダドル。カナダは、米ドルで支払えるので安心だった。そうして、17時過ぎにクルーズ船に戻り、ショーステージを見学してワインを飲んで熟睡した。翌8月18日シアトル港に到着し。下船し13時過ぎには、全員、下船し、予約したホテルへタクシーで向かい、部屋で、ゆっくりくつろいだ。

 その晩、ホテルのレストランで、カナダさよならパーティーを開き、予めトムとスカーレット、佐光の友人の藤岡と大屋を呼んでいて今回のシアトル、バンクーバー、アラスカ・クルーズ旅行の話で盛り上がった。トムとスカーレットも仕事で忙しく、日本に行く時間が取れないが、時間ができたら行くつもりので、その時は、日本の案内を宜しくお願いしたいと頼んだ。
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