第15話:ハワイクルーズから日本へ帰国

文字数 1,594文字

 ツアーガイドがポイプ潮吹き岩は、潮の加減で岩の割れ目から、潮が噴き出すと説明して、多くの人が写真を撮っていた。その後、かなりの時間で移動して、途中でドライブインで昼食をとって、サンドイッチとハンバーガーから選ぶしかなく、サンドイッチにした、しかし食後の珈琲が旨い事だけが救いだった。少し休憩し、次のワイメア渓谷へ向かった。

 ハワイのグランドキャニオンワイメア渓谷の展望台に立つと遠くまで大きな渓谷が広がっていて、多くの写真を撮りまくった。どこかで見た景色だと考えるてると、そうだジュラシックパークの一場面で出て来たと思い出した。地球の地殻変動の壮大さを肌で感じることができた。展望台で1時間ほど見学して、夕方15時にナウィリウィリに着いて、クルーズ船に戻った。

 翌7日目もカウアイ島のナウィリウィリに停泊したので、帰りの支度をしたりして、船でじっとしていた。他の仲間も最終日は、外出せずにいた。佐光夫妻もクルーズ前の写真館に行き、自分達の写真で良さそうな写真を選んで数枚買ってきた。そのほとんどが和服を着た写真だった。ハワイクルーズは、かしこまったところが少なく気軽で楽しい。

 ハワイ4島は多くの手つかずの自然が残り非常に興味深かい。最終日は、ステーキハウスに行きたいと言うので夕食を一緒に行くと、近くにトムとスカーレットのカップルが、お別れの挨拶に来た。そして佐光夫妻に是非、シアトルに来てと言った。その他の日本の友人達と、一緒ゆっくり食事しながら、再開を待ってますというと、佐光が日本にも来てくれたと言った。

 食事を終えると、再開を祈願してトムとスカレーットが我々ノグループ全員とハグして、別れを惜しんだ。この優しさに涙する女性も多かった。そして、数々の思い出と共に、クルーズが終わり、部屋に戻り床に着いた。翌8日目は、ホノルル港に着いて、あらかじめスーツケースにお土産物や衣類を詰め込んで、朝9時には部屋の前に出した。

 そして、佐光が仲間を集めて、クルーズカードを返却する事を忘れないでと注意した。やがて10時過ぎから下船が始まり、意外に早く、どんどん船を下り12時には、6家族12名が全員下船し、降りたところで佐光が、クルーズカードを返したか、また船の備品を持って来なかったなどを確認して、問題ないことがわかり、大型ワゴン車2台を電話で呼んだ。

 15分程で来て、12人全員を乗せて、後泊を予定したホテルに向かった。そして午後、13時過ぎにホテルに帰って、今晩ホテルのレストランでさよならパーティーを開くと佐光が全員に言った。時間は19時にレストランでと全員に伝えた。その後、アラモアナショッピンセンターへお土産を買いに行く人、部屋で休む日と、近くのビーチを散歩する人とめいめい自由行動となった。19時になり、全員がそろい、佐光がみなさま、お疲れ様でした。

 無事、大きなトラブルもなく、クルーズを終えられ良かったと言い、日本にの自宅に帰るまで、緊張感を持って行動して下さいと言った。そして、明日は朝7時にホテルを出ますので、送れないようにと言い、ホノルル空港で帰りのチケットを渡すと連絡した。続いて佐光陽子さんが、クルーズ終了の乾杯をして、ハワイ、最後のディナーが始まった。

 各自で、いろんな話をし始めた。佐藤夫妻が、今度、トム夫妻の住む、シアトルを旅行したいと言い、できたら、アラスカクルーズもしてみたいというと、全員が行きたいと言った。そして、日本の到着して3日後の2003年4月21日にスポーツジム近くの中華料理屋で旅行の精算を兼ねて、晩餐会を開きたいと佐藤夫妻が言った。

 それまでに、佐光さんの方で米ドルのクレジットカードの控えを持って来て、間違いなく精算して下さいねと言ったので、了解しましたと答えた。そんな話をして22時になり、晩餐会は解散となり、各自、部屋に帰った。
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