第23話:成田に両親と自分の家を建てる

文字数 2,400文字

 数日後、小泉さんが、図面はこうなると見せに来てくれた。そして佐光俊一さんの住む家はと小泉太郎さんが聞くので、隣の佐光友和さんの敷地に建てると言った。すると、モデル住宅と同じ住宅が1500万円、佐光俊一の家が1200万円で総合計2700万円と言った。庭の整地の電気、ガス、水道の整備は実際に見てみないとわからないが、できるだけ安くやると言った。

 3500万円以内には、おさめると言った。今から取りかかって、いつ完成予定ですかと聞くと、この時期なら知り合いの応援も頼めるから、来年2005年の2月中には完成させると言ってくれた。それでは、お願いしたいと言った。最後に、小泉さんが、情けないが、我が社には、あまりお金がないから3500万円を直ぐ入金して欲しいというので了解しましたと答えた。

 すると笑顔で、それでは、任せて下さいと言った。佐光俊充が小泉工務店の入金先を聞いて明日中に3500万円入金すると言った。それを気をよくして小泉社長が帰っていった。翌日、佐光俊充が小泉工務店の入金を終えると、直ぐ連絡して10分後、入金が確認されたと連絡してきた。12月を迎え、24日、佐光夫妻さんと両親の4人でクリスマスパーティを開いた。

 鶏の丸焼きと地酒を飲んで小さなケーキも食べた。2005年があけ成田山新勝寺に初詣でに行き、両親の長寿と家内安全、新居の完成と、塾の成功を祈願して来た。そうして、1月に入りパソコンで学習塾のチラシを作り200部作成した。そうして3月に入り、3月24日、無事完成にこぎ着けた。そして、この町会で、3月27日、日曜日、新居落成の餅まきを開いた。

 公民館に落成式のビラを貼った。すると3月27日、日曜日に多くの人達がやってきて、佐光俊一さんと照美さん、佐光俊充さんと陽子さんと小泉社長の5人がやぐらの上から餅まきをやると歓声が起き多くの人達が笑顔で餅や商品を持って帰った。その後、小泉社長が挨拶に来て自宅の整備と駐車場のアスファルトの料金として200万円を追加で欲しいと言うの了解した。

 そして、すぐに送金した。都合、3600万円で2軒の家と塾の教室を建ててもらった。その他、電化製品と教室様の子供6人用の長机と長椅子10個、60人分と大きいのホワイトボード2枚をとりあえず100万円で購入し教室に搬入した。そして、教師、佐光俊一と陽子が東京大学経済学部出身と書き、直ぐに町の公民館と役場に塾の届け出をした。

 月謝は、中学生、週2回で月謝6千円、高校生2回で、月謝8千円と書いたポスターを貼り、パンフレットを100枚ずつ置いた。すると、電話が入り、4月中に中学生12人、高校生18人が塾に入りたいと言われ、自転車で来る事になった、5月の連休明けで中学生24人、高校生20人となった。1階の教室に長机と長椅子10個、60人分と大きいのホワイトボード1枚。

これで、塾を土日の午前中9時から10時、10時から11時2時間ずつで開始。その後、成績を上げる気になるように、優勝は金色のトロフィー、2位が銀色のトロフィー、3位が銅色のトロフィー、セット、中学生用が小型、高校生用が中型トロフェーを用意した。その後の毎月の一斉テストでテストとの順番の成績順に、そのトロフィーを渡す事に決めた。

 すると、この作戦が功を奏して、切磋琢磨の精神が芽生えて、競い合う気持ちが芽生えてきた。それと共に塾生の成績が上がってきた。塾は質疑応答性で、わからないところを教える事を重点に塾生の成績アップを狙った。そして、中学生の英語、数学、理科、社会、国語の主要5科目で、成績を十畳賞させる生徒が3人現れた。

 成功者が現れると、その子みたいになりたいと言う、願望の子が増えて、成績が上がっていった。高校生も同じ様に得意科目と苦手科目もあるが、競争心に火がつきテストの成績が良くなってきた。そして夏休みが過ぎて、10月の一斉テスト、中学の幸子、俊子、章雄、高雄が激しいトップ争いをしていた。やがて2006年があけて、受験日を迎えた。

 そして、幸子と俊子が県立佐倉高校に合格し、章雄、高雄が成田国際高校に合格した。佐倉東高校に4人、成田北高校にも4人、富里高校に6人の18人が希望通りに高校に入れ、6人が私立高校に合格した。成功率18/24、75%だった。高校生は、全て高校2年生だったので、後、もう1年の猶予があった。

 そこで2006年3月、もし、お子さんが小学生でも才能があると思われる方は、英才教育も引き受け、週1回で5千円。また、名門高校受験希望は中学2年生生からの受講の方が可能性が高いと書き、名門大学希望の高校生は1年生から引き受け、最初に、どの大学をめざすと具体的に志望校を指定欲しいと、塾生募集のポスタ、チラシに書き入れた。

 成績トップで終了した人は、授業料を返還するとも書いた。2006年4月からは高校1年生が7人、2年生12人、3年生10人、中学生は1年生が10人、2年生12人、3年生14人、英才教育コースに5人の小学生が入ってきた。その後、英才教育と中学1年、高校1年を佐光俊充が担当し、それ以外を佐光陽子さんが担当することにした。

 人数に比例し、塾を土日の午前中9時から10時、10時から11時、11時から12時の3時間ずつにした。すると、英才教育コースに現れたのが今泉さん,京極さん、池垣さん、薬袋さん、母袋さんで、今泉さん,薬袋さんが理数、科学得意系、池垣、母袋さんが語学、暗記得意系、京極さんが理数、科学、語学、暗記得意系、とわかった。

 今泉さん薬袋さんの目標が東大、東工大、橫浜国大、早稲田理工、池垣さん,母袋さんが、東京外大、お茶の水、上智大学、京極さんが東大、京大、慶応大学医学部の書いてきた。いけがこれを見て、佐光俊充は、やる気がみなぎってきて、面白くなってきたぞとつぶやいた。
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