第33話 2巻の1話を書きましょ!
文字数 1,076文字
2巻だし、1巻の終わりから時間が経つしなあ。
精神性が少し大人になってるよな。だから、同じ書き方は違うし。
(思ってたんと違うぜって原稿だったら、2巻の方向で迷子になりそうだしなあ)
めちゃくちゃよかったですよ! これなら2巻は安心ですし、楽しみです!
個人的に好きなのが1話冒頭で「著者自身の価値観・ものの見方を見せることでフックにする」という高等テクもかなり盛り込まれていて、ぐっと文章で入り込ませられてしまいました!
本当ですか! 冒頭どうしたもんかってすごく悩んだので嬉しいですぅ。
1話目の、ミステリーとしての軸・展開細かなセリフなどの文章単体のテクニックはしっかりできていると思います!
そこからさらに上を目指すためのいくつかについて、話し合いたいですね。
さすが泉さん。まず上げてくれてから、しっかり言うべきところを言ってくれるつもりのようですね。
まず、キャラクター同士の縦軸が弱い(特に、前半部分でしておくべき前提固めがない)ことですね。
特に途中からは、ストーリーの展開に気を取られすぎて、演出・必要な描写がどんどん無くなっていっているあたりです。
私は分かっている読者なので読めましたが、現段階ではこの二点は読者を相当振り落とす要因になってしまっていると思います。
平と森巣の、縦軸ですね。
現在地→目的地、その経緯をしっかり書くみたいな。
この物語は平と森巣の物語なので、ミステリ+その軸を意識してみてください…!
では、1話目の修正と2話目の初稿を進めていただけたら!!
ですね。2話目は1話目より時系列が後なので、1話目を踏まえた2話ですし、1話目の修正もやってみます。
如月は、「承知いたしました」と気軽に答えた。
だが、これが命取りとなる。
何故なら、プロット段階から1話目は短編、2話目は中編のボリュームになっている。
1話目を書くだけで2週間かかった如月が、2週間で書くなど土台無理だったのだ…!
繰り返しになるが、本来であれば、完成するのか! 発売されるのか!? と引きを作りたい。
しかし、これは宣伝活動の一環である!!
『あくまでも探偵は もう助手はいない』
(講談社タイガ)
2022年3月15日(火)発売!!
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