第7話 2話目修正を始めましょ!

文字数 2,010文字

※ご注意 本編のネタバレがございます。

コチラの▶︎作品と合わせて

お楽しみいただけますと幸いです。


第二章「強盗ヤギ」編を書いたので、アップしました!

お手透きの際にお読みくださいませませ。


第二章の原稿を拝読しました! すごく……、すごく良くなっています! というかキャラクター面でいうと、最初のものとはもはや別物ですし、正直1章よりもはるかに熟成されています。中盤のモリスとの過去の会話なんかはバツグンですね……! にやけちゃいました。

読みいただき、ありがとうございます!

キャラのお話をしていただいて1話目の2稿を書けたので、2話目ではキャラが動いてくれて書きやすかったです! やり取りや日常会話も入れつつ、それを後で回収しつつ、と意識したので、その辺りで読者にも平と森巣の関係性を好きになってもらえるのではないかと思いました。

やはりキャラが動いていたのですね……! 筆の運びが分かる会話流れで、惚れ惚れしちゃいました。
褒めていただき、ありがとうございます!

じゃあ、こっからはご指摘タイムがくるわけですね。

わかってますね。
全体的に平くんがやや俯瞰した感情描写をしているところが気になりましたね。ちょっと三人称のような描き方に思える場面がいくつかありました(自分の行動や感情を制御できすぎていると言うか)。
むしろ、すぐに言語化できない感情を抱えたときに、どういう風に振る舞うのか、体調がどう変わるのか、相手の見え方がどう変わるのか……。 手札を多く持っていると、より「ああ! 私もそう感じることがある!」と共感してもらえる主人公になると思います!
ああ、確かにそうですね。心情が語られまくってうるさいなって思う文ってあんまり好きじゃなくて、それで廃止して不親切になってるところもありそうですね。
心情をつらつら書くんじゃなくて、動作とか風景の描写で書けば読者もわかるし、僕の好みみにもできそうです。
河北さん的には2話目どうでした?
2話目とってもよかったですよ!! キャラもぐっと良くなりましたし、受賞verよりも文章も読みやすくなってますね。

その上で気になっているのは、長さですね。講談社タイガのフォーマットで、二章だけで100ページ以上、特に序盤、細部に重さを感じる部分がちょっとあります。

あー、長さ
(長さについは全く考えないで書いちまってたぜ。長いけど本にしてくれんだろって思ってたけど、よく考えりゃ自分だったらすげえ長い本って買いたくねえなあ)
手元にあるタイガレーベルの連作短編ミステリを確認していたのですが、『神様のビオトープ』だと1話約60Pの5話構成、『やはり雨は嘘をつかない』だと1話約90Pで3話+間章、『アンデッドガール・マーダーファルス』だと1話約170Pが2話、という感じですよね。『モリス』はどうしましょうか。
ド直球のエンタメミステリなので、あまり重くはしたくないかな、と思っています。320ページまでに収まってくれればいいですねえ。


でもスッキリ感や読後感の良さも欲しいので、あまりこじんまりともさせたくなく、メインの読み筋として半グレ組織を潰すくらいのさじ加減にはしたいなあと考えています。

各話、その半グレ組織のやっていることを森巣が潰していて、3話目の脱法ハーブでメイン謎は終わらせて、間章とエピローグで決着をつけるという構成をまだぼんやりとですが考えています。

平と森巣の関係の変化も、1話目で出会い困惑し、2話目で彼を知って迷い、3話目で協力し、エピローグで友情成立・コンビ結成という感じに考えています。まだプロット起こしてないのでふわっとしたお話で恐縮なのですが。 今の全4話のプロットで、今の各話の原稿の枚数を減らし、4話目の弾き語り100万円を入れる方が良さそうでしたら、そっちでも考えてみようと思います。

全4話にするかは正直かなり迷うところで、実際のところ3話の原稿を読んでみて判断したいな、と思っています。 あと、一点考えているのは……森巣の悪のアオリ方です。

例えば冒頭に「2030年、史上最悪の○○事件に世間は震撼した~~それを起こしたのは、若干25歳の天才・森巣だったことは知られていない」トカを入れて、未来の破局を想像させる手もあるかも……! などと思っています。

この小説は○○の話! と一言で言える強さを冒頭に据えられるといいな! という感覚です。 これはあくまでもご提案なので、皆さんのご意見をいただけると嬉しいです。

森巣はきっと悪党になると思うんですよね。大悪党の若い頃、がコンセプトなので。

でも、それ打って続刊出してもらえなかったら、寂しすぎることになりますよ。

続刊出るようにみんなで一丸になってがんばりましょう!!
がんばりましょう!!!
その前に、全話通しての構成相談をしてから、3話目に移りたいたいんですよね。

みなさんどう思います?

よし、打ち合わせしよう!
つづく
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登場人物紹介

如月新一

第1回リデビュー小説賞を受賞した小説家。

→『あくまでも探偵は』が2021年1月に発売。同月続刊制作決定。

しかし、一年が経った今もまだ、2巻は出ていない。

果たして書籍化というゴールに、再び辿り着けるのか!?


三日三晩に渡る河北さんとの決闘に勝ち、勝利、そしてついに…

講談社タイガ編集長に就任。

読んだら熱い感想を伝えて導く、頼れる編集者。

コマンド「おだてる」を駆使して、如月の筆を早める。

会うと男なので、ご用心。

河北

小説現代編集長(元講談社タイガ編集長)

第1回リデビュー小説賞で熱い意気込みをかけている。この物語はこういうことをしたかったのでは? と丁寧に整理してくれる。

小説 Don't dead,never die.Believe.

今は小説現代という戦場で戦っている。たまにポケットからオルゴールを取り出し、チーム「あく探」のことを思い出している。

佐渡島

コルク代表。

如月がコルクにいた頃の担当。

短く的確な言葉で、如月の迷ってるところを指摘する。

如月ポンコツモードを見抜き、迷走するとすぐに打ち合わせを提案してくれる。

ちなみにコルクとは出版エージェントだが、如月はいつから自分がコルク所属になったかを知らない。

2021年に如月がコルクを脱退。今までありがとうございました。

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