第10話 3話目修正を始めましょ!

文字数 1,616文字

※ご注意 本編のネタバレがございます。

コチラの▶︎作品と合わせて

お楽しみいただけますと幸いです。

3話目の冒頭(チャプター1〜3)を書いてアップしたので、お手すきの際にご確認くださいまし…!
地の文がめちゃめちゃよくなりましたね! シーン的にそうなりやすい、という部分はあるのでしょうが、全描写に平くんの主観が染み込んでいてするする読めてしまいます。しかも、この文章、読めば読むほど平くんのことが好きになる効能付きなんですよね!
僕はカメラを引いて書いちゃう癖があるので、みなさまからのご意見をいただいて、平にちゃんとカメラを持たせないとなと意識しましたね。読むと姿勢が良くなるという効能もありますよ。

このカメラ位置の近さのままに、モリスへの感情と関係性を描いてほしいですし、ダークヒーローっぽさを「平くんの主観で」描いてください。続き、楽しみにしています!

俺もすごく読みやすくて、いい感じだと思った。続き待ってる!

ありがとうございます! じゃあ、つづき書きますね。
(効能のボケはスルーか。プロの編集者は違うぜ)
数日後
3話目のチャプター4〜5をアップしました!

今回の部分は、読みやすかったよ!

けど、何か奥歯に挟まってそうな顔をしてますね。

話がどう進むのか、全体の中で、どんな価値を持つ情報なのかが見にくかったなー
あと、毎回の始まり、どちらのセリフか、誤読が絶対に生まれないようにする工夫も欲しい。

無駄話っぽいのがありますよね。無駄話書いてて楽しいのと、100万円をこの後に森巣がどう使うのか、という点にショックを受ける伏線にしようかと思ったんですけど、冗長かもしれないですね。

読みました! 引き続き、すごくいいと思います!

ただ今回は、キャラを見せるという意識がセリフを多くする方向に言ってしまったのでしょうか。

お話を運ぶための情報量よりも、セリフが多く、やや冗長な印象がありました。きっちり謎で読者をロックできているなら、ここはもうすこしスピーディーに進める方がいいと思います。(例えば「腹が減っては~」は「ストリートミュージシャンが~」から始めてもいいくらいです)

やっぱり冗長でしたかー

場所どこだろう、っていうのを書いとかないとなと思ったので先に持って来たんですけど、そうするとすぐに謎の話題にならないんで調整しますね!

ですね。展開をブロック分けして、①は雑談→小此木の話 ②は100万円の状況説明、というように大きく区切ってしまうのが吉でしょう(電車の遅延~の前に「貧困と格差」を入れてしまったことで、状況説明が分割されています)。


吉ならそうしましょう。「貧困と格差」の話は、上手く機能してないっぽいんでやっぱりカットすると思います。平と小此木ってどんな話するんだろう、説明会話だけを書かないようにしようという助走で書いてたんで。
キャラクターの設定を掴むために会話をするのは大事だと思いますけど、筋からずれると読者が何を読んでるんだろうってなっちゃうんで、調整が難しいですよね。
そうなんすよ。味気ない会話だけになると、これ読んでてもつまんねえんじゃないかなあと思っちゃって。会話でたまにふざけたいし、会話劇的でもいいいんで、楽しく読んでもらいたいんですよね。
如月さんの会話は武器だと思いますんで、キャラを掴んだら俯瞰してみて調整してみてください!
了解しやした。じゃあ、つづきを書きますね!
3話目書き切りましたー! お手すきの際にお読みくださいまし。
作家とは、プロットを練り、原稿を書き、修正をし、まあまあ忙しい感じでヒーヒー言っている生き物である。
だが、編集者も忙しい。抱えている作家も多ければ、ヒーヒーヒー言っている生き物だ。
(返事ねえから今のうちに4話目のプロットこねとくか)
そうこうしていたら、一ヶ月が経とうとしていた。
いいのか? やべえもん送っちまったか?

如月がそう思っていたとき、あの男が口を開く。

打ち合わせしよっか!
つづく
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登場人物紹介

如月新一

第1回リデビュー小説賞を受賞した小説家。

→『あくまでも探偵は』が2021年1月に発売。同月続刊制作決定。

しかし、一年が経った今もまだ、2巻は出ていない。

果たして書籍化というゴールに、再び辿り着けるのか!?


三日三晩に渡る河北さんとの決闘に勝ち、勝利、そしてついに…

講談社タイガ編集長に就任。

読んだら熱い感想を伝えて導く、頼れる編集者。

コマンド「おだてる」を駆使して、如月の筆を早める。

会うと男なので、ご用心。

河北

小説現代編集長(元講談社タイガ編集長)

第1回リデビュー小説賞で熱い意気込みをかけている。この物語はこういうことをしたかったのでは? と丁寧に整理してくれる。

小説 Don't dead,never die.Believe.

今は小説現代という戦場で戦っている。たまにポケットからオルゴールを取り出し、チーム「あく探」のことを思い出している。

佐渡島

コルク代表。

如月がコルクにいた頃の担当。

短く的確な言葉で、如月の迷ってるところを指摘する。

如月ポンコツモードを見抜き、迷走するとすぐに打ち合わせを提案してくれる。

ちなみにコルクとは出版エージェントだが、如月はいつから自分がコルク所属になったかを知らない。

2021年に如月がコルクを脱退。今までありがとうございました。

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