第18話 続第3回打ち合わせをしましょ!

文字数 1,596文字

※ご注意 本編のネタバレがございます。

コチラの▶︎作品と合わせて

お楽しみいただけますと幸いです。

あっさり河北さんの提案に「あり」って言いましたけど、本心ですか?

ノリで「あり」って言ってませんか?

いえいえ、ノリじゃないですよ。

森巣って言うてまだ高校生なんで、子供なんですよ。は身近な人間がいなかったから、そもそも平のことも考えてなかったというのはありそうですね。小此木を巻き込むようなことはしていませんし、3話目で小此木いたのは森巣が呼んだからではありませんし。

子供なので、周りに迷惑をかけた責任感を覚える初体験だった。

滑川に怒りつつも動揺し、4話目で野郎ぶっ殺してやると意気込むけど、平から見たたら穏便にせず滑川倒すことにやっきになってるように見えている。という考え方はできました。

あと、森巣が今の所可愛げを出せていないので、ちょっと心情を描いてあげたいんですよねぇ。

ですね、森巣は天才だけれど、まだ子供の部分もあってもいいようには思います!

コンセプトが、「ヤングシャーロック」「ヤングモリアーティ」ですし。

基本、天才性が中心で、圧倒的な魅力なのですが、どこかで人間くさいというか、未完成な部分、そのアンバランスさ? が森巣の特徴のように思っています。(BBCのシャーロックは、彼の人間的なダメさが魅力でしたね笑)

冷徹なところと、こいつぅって感じのところをちゃんと書きたいと思います。「ヤング」な部分も出していきたいです。
BBCのシャーロック、いいですよね!

シャーロック、謎解きの素早さ・人並みはずれた推理力の表現が格好良かったですし!

でも、ジョンの為に一緒にパブを飲み歩いて二人してすぐに酔いつぶれてしまったところとか、絶妙にダサい人間臭さがあってよいわけですよ! 「僕がバカだった」とジョンに何度も謝るのもねえ、実に人間臭くて!!

(しまった、河北さんが地雷を…!)
っかー!

とまあ、正気に戻ると、森巣も基本天才で冷徹ですが、平にはちょっとなんか違くない? も出したいですね。BBCのシャーロック、僕が一番好きなのはやっぱりモリアーティでした笑 悪人萌えなんですよ。

大丈夫です、森巣からも如月さんの萌えを感じますよ!
あと、ご相談なんですけど、 滑川が森巣をただ殺さないで病院に誘き出した理由は ・病院内で殺人をすることで病院の評判を落とす計画があった 。

・殺人依頼の対象が入院しており、加害者手配に森巣たちを使うことにした

 ・森巣を誘き出すためだけ

のどれがいいですかね? 森巣を引きずり出す為に平を襲いましたけど、引きずり出したらどうするかなぁ、と。

>・殺人依頼の対象が入院しており、加害者手配に森巣たちを使うことにした

これはまた複雑化しそうな気がしますが。

誘き出した、が上手くいきそうには思ってるんですが、とはいえ、高校生なので森巣が身元を隠していて見つからない、というのも難しいですかねぇ。

話はシンプルにしたいですよね。

滑川がシンプルに悪人だとすると、

・中々森巣は隙がない。

・自分の犯罪計画を次々と潰されて怒り心頭

・どうも平がウィークポイントになりそうなので、平を痛めつけることで嫌がらせ

・そして、動転した森巣をやっつける

くらいを思ってるのですが、それだと違和感ありますか?

嫌がらせ、レベルのことはしないと思うんですけど、

>・そして、動転した森巣をやっつける。

ここが悩みどころでして、滑川の犯罪計画がないと、シンプル過ぎるようになっちゃわないかしら、読んでてわくわくしないんじゃないかなあって気がするんすよねん。

病院に森巣が来るのを滑川が策が特にないパターンだと、

・森巣が平を助けに来るか来ないか、の話

・森巣が病院に来たので、滑川をどうやって迎え撃つのかのか、の話

になると思うんですけど、ご感想としてどんなもんでしょう? いけそう感的に。

さあ、如月の案はいけそうなのか、どうなのか?
つづく
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登場人物紹介

如月新一

第1回リデビュー小説賞を受賞した小説家。

→『あくまでも探偵は』が2021年1月に発売。同月続刊制作決定。

しかし、一年が経った今もまだ、2巻は出ていない。

果たして書籍化というゴールに、再び辿り着けるのか!?


三日三晩に渡る河北さんとの決闘に勝ち、勝利、そしてついに…

講談社タイガ編集長に就任。

読んだら熱い感想を伝えて導く、頼れる編集者。

コマンド「おだてる」を駆使して、如月の筆を早める。

会うと男なので、ご用心。

河北

小説現代編集長(元講談社タイガ編集長)

第1回リデビュー小説賞で熱い意気込みをかけている。この物語はこういうことをしたかったのでは? と丁寧に整理してくれる。

小説 Don't dead,never die.Believe.

今は小説現代という戦場で戦っている。たまにポケットからオルゴールを取り出し、チーム「あく探」のことを思い出している。

佐渡島

コルク代表。

如月がコルクにいた頃の担当。

短く的確な言葉で、如月の迷ってるところを指摘する。

如月ポンコツモードを見抜き、迷走するとすぐに打ち合わせを提案してくれる。

ちなみにコルクとは出版エージェントだが、如月はいつから自分がコルク所属になったかを知らない。

2021年に如月がコルクを脱退。今までありがとうございました。

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