第23話 続第4回打ち合わせを始めしましょ!
文字数 1,194文字
※ご注意 本編のネタバレがございます。
コチラの▶︎作品と合わせて
お楽しみいただけますと幸いです。
思わせぶりだったので引っ張りましたけど、大事なことってなんですか?
今、俺が思わせぶりなことを言って、如月くんが「どういうことですか?」ってリアクションして、「教えてくださいよ!」って望んでそれで、こうして説明することになった。
1まずは出来事を起こす、2それに対して受動的反応を示す(リアクション)、3能動的反応を起こす(want)っていう流れを意識してもらいたいんだよね。これが、物語の転がし方!
なるほど。他に意識した方がいいことってありますか?
謎めいたところをはっきりしてあげた方がいいね。読者がこの物語の謎はどれだ? ってカンチガイしないように。
重要じゃないところを削って、この物語の謎はこれ、ヒントはこれ、って道案内をしてあげるつもりで書くのが大事だね。作者はわかってても、読者はそうじゃないから。
もしかして、これないと物足りないんじゃないかなって思ったり、これ面白いからあった方がいいんじゃないかなって僕が思ってたところって…?
文章が平坦って言えば、如月さんってあんまりキャラの感情を書かないのも気になりました。
あー、それはキャラの感情をそのまま書くとうるさくなっちゃうのであんまり書きたくなくて。
その代わりに、風景描写や所作に感情を乗せようと思ってるんですけど、筆力がなくて風景描写が上手くできてないからですね。
ありますよ! 小説読んで、ああみんな風景描写うめえなあちくしょう! って思ってますわ!!
昔よりは上手くなったとは思うんすけど、これは永遠に続く修行でしょうな。
ヘミングウェイなんかは感情を風景に乗せるのが上手いから、読んだらいいかもね。
あー、ヘミングウェイいいですよね。憧れてる作家です。
のわ、食い気味に。でも、事件の情報とは関係ないですよね。
ここは、喫茶店で瀬川さんを待っているというのがシーンとしてわかりますし、緩急の緩で、キャラクターのことが掴める良いサブシーンです。
なるほど。なんだか、重要なシーンとそうじゃないシーンっていうの判断って難しいですね。
ありますよ! 重要なシーンとそうじゃないシーンの見分け方!
二回連続で、同じような引きの終わり方をしてしまうのか!?
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