第32話 2巻のプロットを書きましょ!

文字数 1,206文字

というわけで、プロットを書きましたよ。
いかがでしょうか…?
…如月さん

ううう。(この、面白いと思ってるのは自分だけじゃないだろうかっていう待ち時間は生きた心地がしないぜ)

ううう。(この、面白いと思ってるのは自分だけじゃないだろうかっていう待ち時間は生きた心地がしないぜ)

プロット読ませていただきました。結論から言うと、これはもう書き始められますね! お疲れさまでした。とてもいいと思います!

特に「面白いお話」として成立させるミステリ部分については、正直文句ないです! 見事だと思います。

ミステリ部分については、正直文句ない!? ば、ばかな。僕が一番苦手なところですよ。
もうちょっと自信持ってくださいよ。
ミステリはジャンルファンが多いし、ジャッジ厳しいじゃないですか。だから、「この程度の謎、ちょろQだぜ」って鼻で笑われるんじゃないかって怖いんですよ。
かくゆう僕も、「こんな仕掛け気付かないわけなくない?」とか「この時このキャラがそんなこと考えるわけなくない?」って首傾げることがあるので。
もちろん、フェアさは大事ですけど、このプロットはその基準をクリアされてますよ!
ありがてえ、ありがてえ。

その上で、実際のご執筆にあたって、さらに気にかけていただきたいのは、「面白い」の先の「読者の心臓を殴りつけること」かもしれません。

最近、キャラクターの軸や感情ばかり言っていると思うのですが、よくできていて面白いからジャンプアップさせる、いわばバフスキルがここに当たると思っているからです。

ここの掘り下げが具体的であればあるほど、読者の興味や実感と重なれば重なるほど、物語の力は増加します! ぜひぜひ、2巻はそこをテーマにしてみてください!

貴重なご意見、ありがとうございます。ううう。

では、

・大満足か予想を超える、を目標に

・心の臓を打ち抜く。考えたくなる、感想を言いたくなる、印象的なシーンを増やす

を目標にしたいと思います!

あと、課題としてはやはりキャラクターですよね。

「これは自分のことを言っている」と思ってもらえるように、物語やエンタメの力だけではなく、キャラの力で読み筋を作りたいと思います!

そうですね。登場人物が持つ天秤は何か? 何に迷い、どう決断して行動するのか、そこをしっかり描いてあげてください!
よーし、じゃあ書き始めちゃいますよ!!
かくして如月は、原稿に着手した。

だが、このプロットには大きな問題がある。

事件の真相や解決方法は書いた。だが、如月には自信がなかった…
肝心のどういう事件が起きて二人がどう窮地を脱するのか、その迷路へ突入する。

繰り返しになるが、本来であれば、完成するのか! 発売されるのか!? と引きを作りたい。

しかし、これは宣伝活動の一環である!!


『あくまでも探偵は もう助手はいない』

(講談社タイガ)

2022年3月15日(火)発売!!

ご予約、応援、なにとぞよろしくお願いいたします…!

つづく!
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登場人物紹介

如月新一

第1回リデビュー小説賞を受賞した小説家。

→『あくまでも探偵は』が2021年1月に発売。同月続刊制作決定。

しかし、一年が経った今もまだ、2巻は出ていない。

果たして書籍化というゴールに、再び辿り着けるのか!?


三日三晩に渡る河北さんとの決闘に勝ち、勝利、そしてついに…

講談社タイガ編集長に就任。

読んだら熱い感想を伝えて導く、頼れる編集者。

コマンド「おだてる」を駆使して、如月の筆を早める。

会うと男なので、ご用心。

河北

小説現代編集長(元講談社タイガ編集長)

第1回リデビュー小説賞で熱い意気込みをかけている。この物語はこういうことをしたかったのでは? と丁寧に整理してくれる。

小説 Don't dead,never die.Believe.

今は小説現代という戦場で戦っている。たまにポケットからオルゴールを取り出し、チーム「あく探」のことを思い出している。

佐渡島

コルク代表。

如月がコルクにいた頃の担当。

短く的確な言葉で、如月の迷ってるところを指摘する。

如月ポンコツモードを見抜き、迷走するとすぐに打ち合わせを提案してくれる。

ちなみにコルクとは出版エージェントだが、如月はいつから自分がコルク所属になったかを知らない。

2021年に如月がコルクを脱退。今までありがとうございました。

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