第17話 第3回打ち合わせを始めましょ!
文字数 2,190文字
コチラの▶︎作品と合わせて
お楽しみいただけますと幸いです。
【A案】
滑川と対決していたら、殺し屋が遅れてやって来る。平は身構えるが、森巣は動じていない。
森巣は殺し屋が滑川を狙っていることも知っていた。森巣を利用する滑川の計画と、殺し屋が滑川を病院に誘き寄せた計画を踏まえた上で、森巣は出し抜いて滑川に鉄拳制裁を加えて殺し屋に滑川を引き渡す。
平は、それでいいの? と思うけど、森巣は俺が殺したら平が怒るだろ、と。
「森巣良とは何者なのか?」の答え。
【B案】
森巣が滑川を倒した。その後、気絶してる滑川をどうするのか? 問題。
森巣は運び出して殺すつもりだと言う。が、平は殺す資格が森巣にはないと主張。同級生が人を殺すなんて、やり切れない悲しさもある。
平も滑川の悪行を許せない。が、自分たちが殺すのは違うと思っている。
平は賭けを提案する。意識のない滑川を拘束しつつ、自首の電話をしろとメモを握らせ、殺し屋には滑川が寝ていると連絡をする。早い者勝ち。
賭けがどうなるかは、わからない。平と森巣は展望フロアに行き、朝が来るまでただ、二人で話をする。
「森巣良とは何者なのか?」の答え。
A案の方が森巣の用意周到な計算高さ・頭の良さ、泰然自若とした格好良さが描けて、B案の方は二人が喋ってる画が良いし、余韻も良いと思います。
B案はどんな賭けかは変えてもいいです。滑川が暴発拳銃と知らずに撃つか、反省して撃たないか、とかにしたら殺し屋をカットできなくもない?ような気がします。
A案だと、結局2話目に出て来た殺し屋がデウスエクスマキナのように幕を引くためだけに存在になりますし、依頼人が個室にいて~という展開も必要なさそうで、3者の意図が絡む展開はただでさえ整理が難しくなっちゃいますよね。
同じく、殺し屋がどの程度効いてくるのかはちょっと不安ですねー
平と森巣の話をするのに、滑川との対決、というのはいいのですが、そこに「犯罪加害者の子供の少年」「殺し屋」が入ってくると要素としては多くなりすぎる気もしますし。
姿をくらます=滑川が自分を狙うということがわかっていた。
森巣が滑川に狙われていると自覚していたら、2話目で滑川の顧客に面が割れてるの密告された or 3話目の駅前騒動が事前に滑川にバレていて見られていたから、になると思うのですが、どっちにも平が絡んでいるので、森巣は一人だけ姿をくらますかな? と。
巻き込まれるとは思ってなかった、はちょっと無責任過ぎるような気もしており。3話目は特に、平に何も言わずに利用しちゃったんで。
姿をくらましてる間に森巣はどんな手を打とうとしていたのか? も考えないといけないと思うのですが、パシッとハマるものがまだ浮かばんのですよね。
滑川としては、森巣に二回も邪魔をされたわけで、怒り心頭で逆襲に出そうですよね?
森巣がその逆襲を予測しているか…予測はしていたが、如月さんが仰るように、隙を突かれた。
まさか、自分に直接ではなくて、平に攻撃してくるとは!というのはありそうな気がしますよ。
森巣はこれまで本当の意味で心を許した友人がいなかったし、道半ばで自分が死んでもいい、くらいの生き方だったので、平が初めての弱点、ウィークポイントになるのかもしれません。なので、平が攻撃されたときに、「これが…人間の感情…!」(やりすぎですが笑)みたいになるのかも?