26:宴会場 その2
文字数 2,329文字
くるみの目の前には、カリブの海賊たちが酒を飲んでいる光景が浮かびます。
瀬川はくるみの様子がおかしいことにすぐに気が付きました。
瀬川は幻覚を見ているくるみの肩を揺さぶります。
時津、楠木、もなの3人もステージの白骨に気が付きました。
時津とくるみは、白骨化した遺体が何かメモを握っていることに気が付きました。近くに手紙も落ちているのも発見しました。
くるみはメモの裏側を見ましたが、何も書いていませんでした。
時津は手紙に目を通します。
時津は手紙の内容を全員に伝えました。
何かを察した楠木は、くるみを引っ張って横っ飛びでその場から離れます。
瀬川はハッと気付き、もなの手を引きます。もなも何かが近付いてきていることに気付き、一緒にその場から飛び退きました。
時津は手紙を読んでいたのでそれに気付くのが一瞬遅れました。「何か」に組み付かれ、宙に浮いてしまいました。
あなたたちはその場に何も見えないのに「何かがいる」ということだけが分かります。
時津に当たらないように殴ろうとしたので、もなの拳は空を切りました。
瀬川はペンキをかけようとしましたが「不可視の何か」には当たりませんでした。
時津は「何か」を振り解こうとしますが、あまりにも力が強くそれは叶いませんでした。
時津は手紙を読む際に一斗缶を地面に置いていました。
くるみは素晴らしいフォームで一斗缶を投げ付け「不可視の存在」にペンキがビチャアッとかかりました。
ペンキがかかったことにより「不可視の存在」の姿形があらわになります。
そこには、かぎ爪を持ったタコのような怪物が現れました。