27:不可視の存在
文字数 1,929文字
もなは何らかの強迫観念からか、執拗に「不可視の存在」の写真を撮り出します。
くるみは狂気により一斗缶を手に持っておかないといけないと思い込み、ステージに置いてある一斗缶に駆け寄って抱き締めます。
楠木は怪物を殴りましたが、何か柔らかいものを殴ったような感触で、ダメージにはならなかったようです。
もなは狂気によりいい写真を撮ろうと構図を色々こだわっているため、正常な行動はできませんでした。
くるみちゃんを正気に戻して楠木さんと一緒に引っ張れば STR 対抗できますよ
その場合だと【精神分析】は絶対に成功させなくてはいけません
もしくは、他に怪物に対してアクションを起こすか、この場から逃げるか
瀬川は近くにいたくるみともなに落ち着くように説得したところ、二人を落ち着かせることができました。
くるみが投げた肉切り包丁は「不可視の存在」に直撃しそうになりましたが、ギリギリでとめられていました。
「不可視の存在」は肉切り包丁を足下に捨て、一瞬くるみを見ましたが、いま手元にある時津に何かしようとしているようです。
「不可視の存在」は捕まえている時津に攻撃を加えます。
しかし、時津が懸命に体を揺らしたため、その攻撃は当たりませんでした。
楠木、もな、瀬川の3人で引っ張り、時津を「不可視の存在」から引き剥がすことに成功しました。
もなはその場から走って逃げることができました。
時津とくるみと瀬川も走って逃げようとしましたが、「不可視の存在」の触手に服を掴まれ転倒させられてしまいました。すぐに立ち上がることができましたが、逃げることはできませんでした。
楠木はくるみの手を引っ張り、その場から離れ扉のほうへ走って行きました。
「不可視の存在」は残った瀬川と時津に攻撃を始めました。