28:タケル
文字数 2,456文字
「不可視の存在」が瀬川と時津に攻撃しようとした瞬間、扉に向かったもな、楠木、くるみの目の前で扉が開きました。
そこにはすみれが立っていました。
扉から出ようとするもな、楠木、くるみの横をすれ違って、誰かが宴会場の中へ入っていきました。
瀬川と時津の目の前にはタケルが立っていました。
タケルはツルハシを持って「不可視の存在」に襲い掛かります。
あなたたちが考えていると「早く行け!」とタケルが怒鳴りました。
瀬川と時津はタケルを置いてその場から走り去りました。
あなたたちは全員廊下に出ることができました。
瀬川が扉のほうを見ると、なぜかもう閉まっていました。
あなたたち5人が辺りを見回すと、すみれはその場から消えていました。
あなたたちが再び宴会場の扉を開けようとしても、固く閉ざされ開けることはできません。錠前はついていませんが、なぜか開けることができません。
くるみは心配そうに扉のほうを見詰めていましたが、4人は足下に鍵が一つ落ちているのを見付けました。
くるみを先頭に、あなたたちはスタッフルームにやって来ました。
拾った鍵で扉を開けると、何も無い殺風景な狭い部屋でした。
スタッフルームの突き当たりには、2つの白骨死体がありました。
あなたたちが白骨死体の近くに寄ると、そばにはハサミと「玄関」というタグの付いた鍵が落ちていました。
もなは鍵を拾いました。瀬川はハサミを拾いました。
他にも何か無いかあなたたちが探していると、背後に何かの気配を感じました。
そこには、タケルが立っていました。
瀬川と時津はタケルに駆け寄ります。
くるみともな、楠木はその場からタケルを見ています。
タケルのそばにいった瀬川と時津は、その独り言が聞こえてしまいました。
そう言った途端にタケルの体が徐々に透けていきます。
そう言ったかと思うと、持っていたツルハシを振り上げてあなたたちに襲い掛かってきました。
タケルの体は透けていますが、握っているツルハシの存在はハッキリと見えます。アレが当たると絶対に軽傷では済まないと思われます。
タケルくんはスタッフルームの中央におり、瀬川と時津と睨み合っています。
もなはタケルの横を走って通り抜けて逃げました。
瀬川もタケルの横を走り抜けようとしましたが、タケルがツルハシを出して進路を妨害したため逃れることができませんでした。
タケルはツルハシを振り上げ、瀬川に攻撃します。
瀬川は体力が半減したものの、気絶することなく踏み留まることができました。
時津が組み付こうとしますが、タケルに避けられてしまいました。
くるみと楠木はタケルの横を走り抜けて逃げることができました。
瀬川は時津が何かしようとしていることを察して自分もタケルに組み付こうとしました。
瀬川は組み付こうとしましたが、タケルに避けられてしまいました。
タケルは組み付こうとしてきた瀬川に、ツルハシを振り上げました。