5）趙雲子竜

子龍は五虎(ごこ)将軍の五番目に列(れっ)せられている人物、

上位から関羽、張飛、馬超、黄忠、最後が子龍(しりゅう)、

三国志の当時は蛮勇(ばんゆう)が尊ばれたことは明白だし、

列したのはどうせ諸葛孔明(しょかつこうめい)だろうし気にしない、

その価値観に照(て)らせば最下位がお似合いの子龍！

真虫(まむし)と孔明では価値観が異(こと)なっているにすぎず、

孔明の判定(はんてい)に逆(さか)らう積もりは少しもありません、

価値観だけは当人でも恐らくどうしようもなく、

子龍も已(や)むに已まれぬ価値観で生涯を全(まっと)うした、

人は己の価値観を徹(とお)せたら幸せな人生なのです、

真虫はそう思うけれど、あなたは如何(いかが)でしょう？

凡夫(ぼんぷ)の真虫には秀(ひい)でるところなく、蛮勇もない、

だからというか犬死(いぬじに)はぜったいに厭(いや)！分(わか)るよね？

孤軍奮闘(こぐんふんとう)するなら大竜(だいりゅう)の敵にならなければ良い！

それにしても悪逆非道な大竜はどこにいるのか？

邪悪の正体は凡夫でないかな？真虫はそう思う！

凡夫であれば大着(おおちゃく)したり狡(ズル)したくなるのでない？

狡する頭の悪さを凡夫の誰も恐れることはない、

そいつの悪業(あくごう)を誰も見逃したくないのでないの？

真虫はそいつを避(さ)けるだけで精一杯なんだよね、

悪い奴は世界が制裁(せいさい)してくれる約束になってる、

だったら真虫までが同じように狡しなくていい、

ゆったり構えているだけで天の配剤(はいざい)が下される。

信じられなければ御自分の才覚で戦うしかない。

さて、趙雲子龍は天命(てんめい)を受けたか？知らないよ、

護(まも)るべき人たちを守って守って逃げたのでない？

守るための智略(ちりゃく)が与えられたのでないだろうか？

誰が与えたって？そりゃあ、天の配剤でないの？

子龍が賢(かしこ)ぶった伝説はこれまでに聞いてないし、

一所懸命に守り逃げるなかで智恵が湧(わ)いたかも。

凡夫の真虫にできることは子龍に倣(なら)うくらいで、

蛮勇どころか体力ない、戦う知恵も能力もない、

大竜の庇護(ひご)下に入れたらそれでいいのじゃない？

子龍は無理でも、子竜を目ざし進めたらいいな、

子竜？子龍のお供(とも)ていどの意味で名づけてます、

子竜‥弱い弱い弱い真虫の仲間は如何でしょう？

そういえば今朝のカムカムエヴリバディだけど、

弁護士の卵がるいの前に姿を現してましたよね、

気の弱そうな卵‥他人ごとでなく真虫ごとの卵、

励まされるなかで庶民の味方に成長するのかな？

小男には強がって強者に弱気な凡夫の仲間たち！

彼をどう仲間にするか？るいの見せ場なのかな？

旗本退屈男の痛快劇‥るいバージョンもいいな！

いやいや、弱い真虫ゆえか強い男女に痺(しび)れます！

#腐貴　 #配剤・采配　 #共生浪漫　#NHK朝ドラ