6)高天原(たかまがはら)
文字数 1,243文字
- 句集・
乳母車夏の怒涛によこむきに 橋本多佳子
(うばぐるまなつのどとうによこむきに)
懸命に
そんなとき誰かが助けてくれるから嬉しいんだ、
しっかりした腕がいて、似たような細腕もいる、
それで助けあって立てなおすけどとても心強い、
もともと助けあうのが嫌いな人はいないんだね、
なにせ誰の心にも良い記憶が刻まれているんだ、
ところが余計なことして嫌われまいと思ったり、
なにかの行き違いで助けにくくなってたりする、
他人ごと?自分ごと?ここだと真虫ごとだけど、
関係者以外お断りみたいな空気が広まってたり、
知らん顔してなければ仕事を失うことにもなる、
それで気を
助けられて恥かいたと取る年配者は多いんだよ、
だからどう動いたらいいか、真虫は考え始めた!
みんなも知ってるように無遠慮に声を掛けてる!
真虫
つまり真虫の立場は評論家でなく当事者になる!
色んな評論の立場はあるけども、真虫ごとなら?
乳母車は真虫の環境、多佳子さまは真虫のこと!
だったら乳母車をどこへ押してるの? 高天原!
カムカムエヴリバディの安子は蜘蛛の糸だった、
高天原を目指す乳母車には怒涛の波が押寄せる、
真虫の世界を吹く風も打つ波も他人ごとでなく、
高天原を目指してるワケ、あなた知りたくない?
すなわち、人は皆なぜ頑張っているのだろうか?
素敵な人の心を元気に励まそうとしているんだ!
素敵な人たちは高天原へ
だから下界には素敵でない人ばっかり残ってて、
素敵な人がいないところで頑張る意味はなくて、
スサノオが高天原へ追いかけてったような感じ、
幼児でもこの道理は知っているから追いかける、
ママがいるから駄々を云う駄々っ子‥分るよね?
素敵な男女が1人でもいたら頑張れる人なんだ、
素敵な人がいるから真虫も頑張っているんだよ。
乳母車を立て直そうと頑張っている多佳子さま!
そんな素敵な人がいるかぎり世界は輝いている!
家には輝く太陽がいて、それで元気な真虫だし!
世界は誰のでもなく、自分ごとにする人の所有!
自分の世界を
無法者のスサノオもいつかは気づいてくれる
百万人のスサノオが集まってても詰らないから、
かならず大人へ成長するしかないスサノオ連中、
カムカムエヴリバディのるいは誰に学ぶのかな?
放っておかれた人の子が大人になる道理はない!
待てよ、るいが成長したらドラマはお仕舞いか…
るいの娘の出番がないのは困るよ、、はてさて?
こんな悩みなら真虫は嫌いじゃないのですけど、