燕子花《かきつばた》の蕾
文字数 244文字
それから千三百年。
『さえずり』が、母の『麗 ら』から
譲り受けた≪龍王国≫国王一族に代々受け
継がれている至宝、【封印の蕾 】。
その封印が、ついに解けた。
『さえずり』が、すべての記憶と
≪月界帝国≫との縁を宿した蕾。
それは、燕子花 の花の蕾。
色鮮やかな紫色の花を咲かせる燕子花 。
静かに、しかし力強く、一枚一枚花びらを
開かせ、開花を果たしたその姿は、まるで
燕 が大空を自由に翔 けるが如く、咲き誇って
いる。
長く、深い眠りから覚めた燕 は、幸福を
運んで来たのだ。
まさに「幸福の到来」であった。
『さえずり』が、母の『
譲り受けた≪龍王国≫国王一族に代々受け
継がれている至宝、【封印の
その封印が、ついに解けた。
『さえずり』が、すべての記憶と
≪月界帝国≫との縁を宿した蕾。
それは、
色鮮やかな紫色の花を咲かせる
静かに、しかし力強く、一枚一枚花びらを
開かせ、開花を果たしたその姿は、まるで
いる。
長く、深い眠りから覚めた
運んで来たのだ。
まさに「幸福の到来」であった。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)
(ログインが必要です)