第29話 例のヤツ
文字数 287文字
テレビCMなどでおなじみの、ペースト状のおやつを、ご存じだろうか。
今までアンちゃんには、あげたことがなかった。
狂ったように食べる姿を見て、
「きっと何か入っているに違いない」(マタタビ的なもの)
と、勝手に思い込んで避けていたのだ。
しかし、よくよく調べてみると、そのようなものは入っておらず、
「新鮮で香りがいいから」と書いてあった。
それならばと、早速購入。
はじめは匂いを嗅ぐだけだったが、口先にちょんと付けてやると、
味がわかって夢中で食べ始めた。
「なにこれ!美味しいじゃない」
それ以来、ご飯の時間以外に催促されるようになってしまった。
「ほら、あの例のヤツ、早くちょうだいよ!」
今までアンちゃんには、あげたことがなかった。
狂ったように食べる姿を見て、
「きっと何か入っているに違いない」(マタタビ的なもの)
と、勝手に思い込んで避けていたのだ。
しかし、よくよく調べてみると、そのようなものは入っておらず、
「新鮮で香りがいいから」と書いてあった。
それならばと、早速購入。
はじめは匂いを嗅ぐだけだったが、口先にちょんと付けてやると、
味がわかって夢中で食べ始めた。
「なにこれ!美味しいじゃない」
それ以来、ご飯の時間以外に催促されるようになってしまった。
「ほら、あの例のヤツ、早くちょうだいよ!」