ツバメのすべて――野外でみつけてみよう――

　四月の第一週か第二週に、北へと渡ってくる。九月の終わりか十月ぐらいまで留まる――巣作りも旅も群れで行う――冬は南アメリカ大陸の中央付近で過ごす。

　鳴き声――絶え間ないさえずり。

　額を除く頭と身体の上側は暗青灰色――尾羽根には白い模様がある――額と喉は明るい栗色――胸と身体の下側はより淡い栗色。

　餌――主に虫で、飛んでいるときに捕まえる。

　巣――主に泥で作る――庇の下など、洞窟に似た建物を選ぶ――泥を草や、鳥の口から出る粘ついた唾液（こう主張する者もいる）と混ぜて使用する。

　卵――白く、うっすらと淡いバラ色がかっていて、茶色と紫の斑点が綺麗に散らばっている――繁殖期に二回か三回巣を作ってヒナを孵す。