バイブル・スタディ・コーヒー ~スラスラ読める! 聖書入門

作者 mika

[歴史]

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79件のファンレター

バイブル・スタディの仲間たちの会話をちょっとだけ覗いてみてください。
寝ころんでスラスラ読める! 「物語」がわかれば、聖書は楽しい。
聖書を最初から最後まで読み通すのは大変です。途中でいやになってしまうことも珍しくないでしょう。
なんとなく難しそうでも、聖書のことばの向こうには、豊かな歴史と文化が広がっています。
どなたでも、実際に聖書を読んでみようというかたのお役に立てればうれしいです。


アイコンはTopeconHeroesダーヤマ様の「ダ鳥獣戯画」より使用させていただきました。

ファンレター

アブラハムの物語

「主なる神は、虐げられた者たちの守り手」、アブラハムのエピソードから導き出される神の教えが染みわたるようでした。そしてmikaさんが多方面に渡る厚みのある知識の中から、コンパクトで響く言葉をピタピタと布石のように配置してくれるので、負担無く読み進められます。そしてその言葉は凝縮されているので宝石のよう……。 バカみたいな感想なのですが、「205年の生涯を終えて~」とかすべてが壮大で、読んでいると脳のバックヤードがザワつく感じで刺激的なんですよね。また一番最初の『創世記に挑戦しよう!』を読み返し ... 続きを見る

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「創世記」バベルの塔 “不条理”と旧約聖書

今回も、①歴史的な創世記・旧約聖書の成り立ちと、②物語から読み取るメッセージが、両者ともに書かれており、読者としては頭が整理される内容です(①と②を一緒にしてしまっている科学的でない論調が多いだけに)。①では、旧約聖書が「エジプト脱出からバビロン捕囚まで、各時代のさまざまな文書が、エズラによって、紀元前4世紀から5世紀に集大成されたという説」という点が興味深かったです。他の世界の大思想(孔子、老子とか)と近い時期なんですね。 mikaさんの「『旧約聖書』を無視して、「キリスト教は新約だけで ... 続きを見る

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バベルの塔と『創世記』の元ネタ

今回も面白かったです! 「バベルの塔」については、人間が天に届く建物を造ろうとしたこと自体が悪かったのかと思っていました。そうではなくて、その目的が自分たちの名を高めることにあった点こそ、間違いだったのですね!しかもその背景には古代建築技術の向上があったというお話は、とても興味深かったです^^ 『創世記』については、この物語がどこから来たのか、というのがとても重要なんですね。たとえ物語的には似たところがあっても、『ギルガメシュ叙事詩』『アトラ・ハシース叙事詩』と、『創世記』では「神の描き方が ... 続きを見る

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古代の巨大建築

昔、ウルのスタンダードを見た時のことを思い出しました。古代の戦争を描いた壁画は、虐げられた人々の悲鳴まで聞こえるような迫力でした。あのような蹂躙の結果、遠いバビロンまで連れて行かれたイスラエルの人々は、どれほどの辛酸をなめたことでしょうか。 その先でジッグラトのような巨大建造物を見たら。悪の殿堂に見えて当然、という気もします。威圧的な塔の存在は、高い建築技術へのあこがれよりも、人心の離反と分散を招くのかな……という気がしました。 古代バビロニアの創造神話。物語のモチーフだけ見れば、旧約聖 ... 続きを見る

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初めまして

mikafone先生のこのチャットノベル、楽しく読ませて頂いています。 ユダヤ民話は見たことがないので、イスラエルの人々の解釈も知れて興味深いです。 旧約聖書は難しいのに解りやすく解説されていますね。 且つ、今まで知らなかった知識もあったので、勉強になります。 先生の執筆こそがある種の啓蒙活動と言うのかな、としみじみ感じました。 これからも楽しく読まさせて頂きます。 先生のご健康が保たれて執筆が進むことを祈念しております。ご無理のない様に。

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初めて知ったユダヤ民話

旧約聖書のテーマが人間と神との関係と言う事になるほどと思いました。大事な箇所が太文字なのもいいですね。可愛いポーズのアイコン達に心も和みます(*^-^*)ユダヤ民話読んでみたいなぁ~♪

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斬新な企画に感服!!

みかさん、聖書に関しては断片的に本や絵をかじった程度でみかさんのチャット形式による解説本当に分かりやすく「創世記」についても、あ~こういう事だったのかと納得しました。この先のシリーズが楽しみです(*^-^*)

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文法の解説が読解を助けてくれます

某読書サイトから飛んで参りました。 旧約聖書は儀式などの細かすぎる説明が苦手で、しばらく遠ざかっておりました。 しかし、「短編集」「異なる作家の連作物語」との紹介に目から鱗!!再び手に取ってみようと思った次第です。 同じ言葉の繰り返しという件、聖書を読んでいるといつも感じます。そのたびに、同じ動作やシーン・言葉が繰り返される絵本を想起します。また、当然ながらヘブライ語に詳しくありませんので(あっ!そういえば昔、ヘブライ語の本の書誌データを作ったことがあります。何日かかったことやら

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映画『ノア』(2014年)を観よう 「神はカインを復讐の手から守った」

映画「ノア」は未見ですが、ノアの話だけではなく、天地創造からカインとアベルの話も描かれているのですね。面白そうです。 mikaさんのコメント「神は、アベルを殺したカインを殺さず、生きて罪を償うことを命じて、復讐の手からも守った」を読んで、カインとアベルの話がスタインベックの小説「エデンの東」の中でデスカッションされている箇所(第22章4)を思い出しました。その中では、「たった16節しかない」カインとアベルの話が、登場人物のリーによって解釈されるのですが、次のように述べています。「(神が)カ ... 続きを見る

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映画『ノア』を観よう

面白かったです!^^ 映画を見てはいなかったのですが、世界に配信される映画作品として「ノアの箱舟」を描く時に、「神」を目に見える形で描かなかったこと、そもそも「God(神)と言わずに、Creator(創造主)」と呼んでいたことなど、製作者側から、いろいろな配慮がなされていたことがわかり、とても興味深かったです。そういう部分って、(私も含め)クリスチャンではない日本人にとっては、なかなかわからないことですよね。 「日本のアニメや漫画、ラノベを好きな人たちの方が、ふつうのクリスチャンより天使の名 ... 続きを見る

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矛盾する二つの創造物語/神にかたどられたのは「白人」男だけなの?

エピソード#3の「ユダヤ民話」というジャンルははじめて知りました。ヘブライ語に込められた聖書の書かれたオリジナルな意味の吟味もさることながら、その一方で、後世の人が、聖書の逸話から、さらに発展させた意味・メッセージを見出すというあたりも、聖書の魅力であると、あらためて思いました。 私は聖書の中に込められたメッセージは、それが伝統的なものであれ、進歩的なものであれ、そこに「真実」があれば、そこから学びが得られればと思っております。エピソード#4で、mikaさんが私のファンレターに応えて書いて ... 続きを見る

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短編集なのだと再認識

「聖書の書き手が価値ありと判断したから、二つの創造物語が書き留められ…」。なるほど! 物語が作られた年代が違う可能性があるのですね。ヘレニズム思想が広まった時代の物語の方がメジャーになってしまったというのは、聖書が権力者に都合よく利用されてきたことを思わせて感慨深いです。フェミニスト神学という世界があることにも驚き! 宗教の世界にもジェンダーの波は押し寄せるのですね。 パウロにとって、キリストの出現はそれだけ衝撃的だったんですね。価値観がひっくり返るって、なかなかないことだと思います。 勉強 ... 続きを見る

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柔らかく、鋭い考察

最新話、拝読しました。mikaさんのいつもの柔らかな語り口はそのままに、複雑な問題に鋭く切込んでいらっしゃって読み応えがありました! この問題の複雑さは、「聖書」成立の複雑さをそのまま反映しているとも言えそうですが、その複雑な問題を明快に整理して下さっていて、読んでいてすごくわかり易かったです。きっと、この問題はmikaさんがずっと考えていらした問題なのだろうな、と感じました^^ 実はこちらで知り合った方で、夫との問題でいろいろ悩み、信仰を持つようになった女性がいるのですが、教会で神父さんに ... 続きを見る

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読ませていただきますね

はじめまして! (旧約は)歴史学の論文集にも似てる…私にも確かにそのように思えます。 『大地』の作者パール・バックも「聖書」を書きましたが、 理解・表現は人ごとに異なって不思議はありませんし、むしろ健康的な感覚の息づきを思います。 どのようなストーリーを展開していかれるのか...興味をつよく持っております。 簡単ですがそういうことで、よろしくお願いいたします。(阿龍門 稜)

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「創世記天地創造/なぜ唯一神は複数形なの?」 :ヘブライ語のエロヒームは神の複数形

ヘブライ語のエロヒームは神の複数形なのだけれど、動詞は単数形なので、神々とは訳さない、など大変勉強になりました。1章26節の「我々にかたどり」の「我々」の三つの解釈も興味深いです。私は聖書をいくつか持っているのですが、用語の解釈が深く知りたいときは、英語の聖書には脚注がついていることが多いので、これらを利用しております。そこで、今回、mika さんの解説が勉強になりましたので、HerperCollins Study Bible を見てみましたら、1章26節は英語では、Let us make hu ... 続きを見る

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私も

聖書を理解しようとして挫折した一人です。mikaさんの解説ならいけるかも! ここで勉強させて頂きます^^。

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勉強になります

まず『創世記』。全体のあらすじと見出し、そしてコンパクトな解説が続き、私のような初心者にもわかりやすかったです。と思いきや、ヘブライ語の解説までサラリと入るところがさすがmikaさんですね。ちょっとおとぼけのアイコンも良い味です。 チャットノベルにしたのは大正解だと思います。チャットノベルは“読まれる”と思うので、mikaさんの取捨選択した粒ぞろいの言葉が広まるといいですね。楽しみにしています。

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待ってました!

このような連載を待っていました!すごく気になっているけれど、なかなか敷居が高かったりする『聖書』の世界を、チャットノベルの形でこんなにわかり易く、そして面白く紹介してもらえるなんて感激です! それに表紙や、チャットのキャラクターたちがなんともユーモラスで可愛くて素敵ですね!mikaさんに、とっても楽しくてためになる読書会へ招待していただいたような気持ちです(*^^*) 続きがすごく楽しみです~(^^)/

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初学者にもやさしい本格的な聖書の学びの場になりそうな予感

mikaさん 「バイブル・スタディ」始まりましたね。創世記から始められるというのは、本格的です。また初学者にもやさしい語り口なのも有難いです。今後、どのような形で展開していくのか、楽しみです。創世記なら、最初から二つの異なるストーリーが入っているといったあたりは触れられるのかなとか、正典以外の外典・偽典などの話も出てくるのかななどと想像しております。本邦初翻訳の作品もあるmikaさんですので、あまり訳のないマカバイ記3,4とか、そうした紹介もあるかもとか思っております。 ちらりと、第一回 ... 続きを見る

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