ここで会ったが百年目

[日記・個人ブログ]

309

52,609

107件のファンレター

 この冷めた時代、ポジティブな感動が難しくなってしまった気はしませんか?
 だからこそ、感動のありかを探してみたいと思いました。今まで、私は何に感動しながら生きてきたんだっけ? 自分でも忘れかけているので、あちこち再発掘を試みます。

 日々の雑記帳ではありますが、ブックレビュー多めになるかも? なるべく本気で感動したものだけを取り上げていこうと思います。かつてあった「ときめき」を思い出しながら。

※表紙イラストは、なっちゃん~様のフリー素材を使用させて頂きました。

ファンレター

29話、30話拝読しました

 実は藤沢周平はちょっと苦手で、ほとんど読んでいません。なんだか読むときに襟を正して読まなければいけないような清廉な印象があって……。でも、つばめさんの紹介文を読むとムラムラと読みたい気分になります。わりと男の子同志の盟友話が好きなので、この三人キャラが立ってて面白そうと思ってしまいました。そして、高瀬庄左衛門御留書もなかなか面白そうですね。孤独な主人公のキャラも好きですし、その孤高の人生にからむ人と人の縁を感じます。つばめさんが紹介文を書かれると、自分は苦手なものも面白く感じてしまいます。魅力 ... 続きを見る

返信(1)

端正な武家物時代小説!

第30話、つばめさんご紹介の『高瀬庄左衛門御留書』、私は確かtreeの書評か何かで見た記憶があります。正直、なんか地味なタイトルだなあ、本屋で見てもちょっと手に取ってみる気にならないかもなあ、と思ってしまっていました。 でも、直木賞候補ということなので話題になっていたんですね!(こういう新作もチェックしているつばめさん、さすがだと思いました^^) つばめさんが紹介して下さった内容を見てみると、本当に藤沢周平っぽい感じですね…(『三屋清左衛門残日録』とかが頭に浮かびました)。私みたいに、それほ ... 続きを見る

返信(1)

泣いてしまいました。

つばめさん すっかりご無沙汰をしております。 全て通知がくるのに、じっくりしっかり読ませていただきたくて……。落第生の言い訳です。 『宇喜多の捨て嫁』 『蝉しぐれ』 どちらも読まずにいるのは人生損してるのでは、と思いました。 『宇喜多の捨て嫁』は激しく、『蝉しぐれ』はしんしんと……。(つばめさんのレビューをよませていただいただけで、なんだかもう作品を読んだ気になっているわたし) 『蝉しぐれ』についてのお話を読んで泣いてしまいました。 つばめさんが大切にされている作品、読ませて ... 続きを見る

返信(1)

やっぱり『蝉しぐれ』!

つばめさんにとって、この『蝉しぐれ』が特別な作品だということは前からエッセイなどを通して伺っていましたから、満を持しての藤沢周平という感じがしました。 私はつばめさんの文章がとても好きですが、今回は特に全編に「周平愛」が漲っている感じで、しみじみと味わわせていただきました^^  それにしても、つばめさんが「模写」をするほど藤沢周平に傾倒されていたとは! 実は最近、他のところからも「模写は必要」という話を聞いたのですが、内心「模写ねえ…」と思ってしまっていたのです。でも、つばめさんもなさって ... 続きを見る

返信(1)

27話「歴史時代短編講座に参加して」

こちらの「歴史時代短編講座に参加して」は、創作をする上でとても勉強になっています。 歴史時代短編に限らず、小説全般において執筆時注意すべき点の確認ができました。 「視点のブレ」「セリフだけで物語が進んでいないか?」逆に「状況説明だけで物語が進んでいないか?」etc. 一番胸に響いたのは「読者目線になり切れて」いるかどうかということでした。学びを活用できるかはまた別の話ですが……(汗) いつかはつばめさんのように、自由自在で生きのいい文章を紡ぐことができるようになれば……と願います。

返信(1)

最新話まで拝読しました

あおぞらさんがご紹介してくださる歴史小説の中で、『利休にたずねよ』が一番面白そう!と感じました^^ さっそく母に「読んでみたら」とレコメンドしようしたところ、すでにその本に持っていて、既読だったんです。直木賞受賞作だから手に取ったのかな。映画は市川海老蔵さんが主演なのですね。母は映画はまだ観たことがないようなので、今度一緒に観ようかな、と思っています^^ わたしは以前、お茶(表千家)を習っていまして、楽茶碗も馴染みあります。そんな楽茶碗の生みの親が瓦職人だったとは知りませんでした! 無骨な黒楽 ... 続きを見る

返信(1)

「宇喜多の捨て嫁」

 この書評、つばめさんが先に先に興味が沸くように紹介してくださるので、夢中で読みました。娘を嫁がせた先を攻める、そんな鬼畜な状況が戦国時代にあったなんてびっくりです。親類の顔をして近づいて裏切るって最低ですね。でも、戦国時代はそうでもしないと生き残れなかったのでしょう。それにしても、そんな評判が散々たったあとで嫁がされる於葉さんが不憫でなりません。於葉さんがどのように運命と闘っていくのか、興味が沸きました。  宇喜多直家は戒名が「涼雲星友」だそうですね。悪人なのにえらく浪漫チックで涼やかです。 ... 続きを見る

返信(1)

読み応えのある書評!

とっても読み応えのある書評でした! 『宇喜多の捨て嫁』、タイトルからしてすごいですが、内容はもっとずっとすごそうですね!^^ 「オール讀物新人賞」は短篇の文学賞だから、受賞作を起点として、そこからオムニバス形式として続編が書かれていき、最終的に長編になったわけですね。つばめさんが特に印象に残ったという二作目、二人称の視点というのは新鮮ですよね。しかも、それが純文学ではなく、エンターテインメントの、しかも歴史小説というのはかなり珍しいのではないでしょうか。 つばめさんの書評を読ませていただく ... 続きを見る

返信(1)

有意義な感想!

第27話。小説講座に参加された「感想」を読ませていただきましたが、とても面白かったです! やっぱり文字を読むのと、生の声を聞くのでは違うんですね~! つばめさんでも御自分に反省点や改善点があると感じてしまうとは…なかなか厳しいですね^^; それにしても時代考証がそれほど(程度によるのでしょうが)重視されないというのはびっくりでした。応募規定を見たら、「架空の歴史でも可」になっているから、ファンタジー的なものでもOKということなのかもしれないですが、つばめさんのように丹念に歴史を掘り起こす作 ... 続きを見る

返信(1)

27話

つばめさん こんにちは 第27話 読ませていただきました。 わたしなどは書かれている内容を気にするレベルに達していないのですが、「執筆に一か月、推敲に3、4か月」というところが印象に残りました。 「視点のブレは作者が楽しんで書いているから」というところも……。 小説を書くということを語れるレベルではないのですが、それでもとても納得しました。 勉強になるお話をありがとうございました。

返信(1)

読んでいてズキッと!

 講座のさわりのつぶやきありがとうございます。さわりだけでも、「こ、これは、まずい」のオンパレード!  今書いているのは仕方ないですが、これから書き始めるものは注意して見ます。いや~、プロの視点って怖いな。  ありがとうございました!

返信(1)

第26話

前回に引き続き、つばめさんの推しの山本兼一さんの作品ですね! 秀吉と利休の対立。けっこういろいろ見ている気がしていたのですが、よくよく考えてみると映画(三國連太郎さんが利休で山崎努さんが秀吉のとか、昔ありましたよね^^)などの映像作品が多く、小説としては海音寺潮五郎の「天正女合戦」しか読んだことがないことに気づきました^^; この『利休にたずねよ』、すごく読みたくなるブックレビューでした!ミステリー仕立てというのも興味が引かれますし、長次郎とか朝鮮半島の人びととか、器を作った人の部分も丁寧に ... 続きを見る

返信(1)

第26話 名前だけは聞いた事があったのですが

「利休にたずねよ」これ、名前だけは聞いたことがあったのですが、手に取る衝動には至らず今に至っております。つばめさんが抜粋されている文章に利休の美学があふれていて、読んでいてうっとり。私の利休のイメージは、「美」にうるさくて、反骨精神満載で、政治的にも裏がありそうな人。でしたが、肝心の「茶の湯」という芸術に何を成したのかということを具体的に知りませんでした。「わびとさび」って一体何、地味ならいいの??? 彼がどんな美をもたらしたのか、すごく興味があります。  以前であれば話題作を本屋でふらっと立 ... 続きを見る

返信(1)

25話まで

修正されたという回、再度読ませていただきました。(^^) 知らなかった歴史小説あるある、歴史小説の様式美について勉強になる回。歴史小説って、読者が知識豊富で目が肥えている分、非常に神経を使う。そして心象描写と史実のバランス感覚。本当に難しいことを、つばめさんはなさっているのですね。 つばめさんの文章はストレートに届いて、「こっちよ!」と手を引いてナビゲートしてくれるよう。脳内再生でオペラを味わって、相変わらずブックレビューで読んだ気になって楽しんでいます。(横着です)(汗) 『海狼伝』では ... 続きを見る

返信(1)

第25話

つばめさんのブックレビューが巧みすぎて、山本兼一『火天の城』、すっごく読みたくなりました。 こういう歴史小説の書き方があるんですね~びっくりです!@@ 戦国時代版「プロジェクトX」…なるほど!今、私の脳内でも今、中島みゆきさんの歌声が鳴り響いています(笑) 歴史時代小説と一口に言っても、入り口は様々なんですね。つばめさんのおかげで、歴史時代小説の世界の豊饒さと魅力に改めて気づかされた人は多いと思います。かく言う私も、その一人です~(*^^*)

返信(1)

24,25話を読みました

 時代劇はテレビではめっきり少なくなりましたが、「歴史物」ジャンルに関する興味は多分若い世代でも衰えていないように思います。あのヒット作「鬼滅の刃」は、舞台こそ大正ですが着物に近いレトロな服装と、刀や剣術の技を駆使した時代劇風のストーリーですよね。日本人の心の中に原風景として潜む様々な時代を舞台にする歴史小説って本当に浪漫あふれる分野だと思います。つばめさんの歴史小説には脈動感という個性があるように思います。歴史に張り付いているキャラではなくて、そこから立体的に飛び出して生きているような。公募応 ... 続きを見る

返信(1)

渾身の作品を…

つばめ様 先日はわたしの無知丸出しの質問にお答えくださってありがとうございます。 そうですね。時代小説と言われるとしっくりきました。歴史小説というのは、史実も学びながら読める物という感じでしょうか。そうするとわたしはこれまで歴史小説を読んだことがありません。あ! ありました! つばめさんの書かれた「三色旗と私」です。 「歴史小説」と聞くと、私のように歴史の点数がアララだった者からするとハードルが物凄く高く感じてしまうのですが、歴史小説を読んで歴史を身近に感じることもできるのですね。本当 ... 続きを見る

返信(1)

第24話

たまたまお昼休みに覗いたら、つばめさんが連載更新されていてラッキー!…という感じでした^^ 「オール讀物新人賞」……昨今珍しい短編の公募で、しかも赤川次郎とか宮部みゆきとかを輩出した、超有名エンタメ系登竜門の一つ…だから応募総数がめちゃくちゃ多いらしいんですよね! でも、そうですか、つばめさんとかは応募されているものだと思っていたのに、未応募だったんですか……(私はもちろん応募したことないですが^^;) しかも、「歴史時代小説」専門に変わっていたとは! 私も全然知りませんでした@@ へー、と ... 続きを見る

返信(1)

22話、23話拝読しました

 なるほど、「歴史小説の様式美」……考えたことがありませんでした。確かに、歴史小説を読んでいると、時代のうねりや戦いに目が行きがちで、登場人物達の感情についてあまり深く考えて読んだことがありませんでした。(あ~、敵が来たから戦うのねー。みたいな)そういえば、感情を前面に出した小説はあまり読んだことがなかった気がします。  自分は結構歴史小説好きだと思っていましたが、よく考えると3~4人ぐらいしか読んでいませんでした。最近は日本を舞台にした歴史小説はほとんど買って読んでいません。ちょうど、ちょっ ... 続きを見る

返信(1)

ぐんぐん引き込まれてしまいました

つばめさんの文章に、ぐんぐん引き込まれてしまいました。 なるほどです。過酷な時代背景があるからこそ、そのなかで生きる登場人物に共感しやすい物語になり得るのですね。 すごく納得です。 ちなみに、根本的な質問ですが 歴史小説 の定義とはなにになるのでしょうか…。 前回の記事を読ませていただいて、妊娠中つわりがひどいころに、浅田次郎さんの「天切り松シリーズ」にはまったことを思い出し、あれは歴史小説なのかなぁ…。設定が昔なだけでストーリーは歴史ものという雰囲気をちっとも感じなかったけど、もし ... 続きを見る

返信(1)