ここで会ったが百年目

[日記・個人ブログ]

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107件のファンレター

 この冷めた時代、ポジティブな感動が難しくなってしまった気はしませんか?
 だからこそ、感動のありかを探してみたいと思いました。今まで、私は何に感動しながら生きてきたんだっけ? 自分でも忘れかけているので、あちこち再発掘を試みます。

 日々の雑記帳ではありますが、ブックレビュー多めになるかも? なるべく本気で感動したものだけを取り上げていこうと思います。かつてあった「ときめき」を思い出しながら。

※表紙イラストは、なっちゃん~様のフリー素材を使用させて頂きました。

ファンレター

第26話

前回に引き続き、つばめさんの推しの山本兼一さんの作品ですね!
秀吉と利休の対立。けっこういろいろ見ている気がしていたのですが、よくよく考えてみると映画(三國連太郎さんが利休で山崎努さんが秀吉のとか、昔ありましたよね^^)などの映像作品が多く、小説としては海音寺潮五郎の「天正女合戦」しか読んだことがないことに気づきました^^;
この『利休にたずねよ』、すごく読みたくなるブックレビューでした!ミステリー仕立てというのも興味が引かれますし、長次郎とか朝鮮半島の人びととか、器を作った人の部分も丁寧に描かれているところに、前回つばめさんが紹介して下さった「プロジェクトXな『火天の城』」と通じる部分もありそうな感じですね^^
また一つ、読んでみたい本が増えました。ありがとうございます!(*^^*)

返信(1)

三奈乃さん、こちらにもご訪問ありがとうございます!
海音寺潮五郎の「天正女合戦」、読んでいないんですよ~。こちらも直木賞受賞作なのにね。ビッグタイトルを獲ってもやがては絶版になってしまうのか……でも近所の図書館にダ・ヴィンチ特別編集の「消えた受賞作」の方があることが判明。今、予約しました(笑)。
三國連太郎さんの映画は、野上弥栄子さんの小説が原作のものですよね。私は井上靖の「本覚坊遺文」の方に親しみがあったのですが、この『利休にたずねよ』でそれを超えたような気がしました。フィクションを含んでいるとはいえ、私はかなりの説得力を感じたんですよ。
山本兼一さんは物作りの現場にいる人を応援するような作品を多く書いていて、刀鍛冶を取り上げた「いっしん虎徹」なども心に残る作品でした。
三奈乃さんのブックレビューも楽しみにしていますね。またよろしくお願いします。