ここで会ったが百年目

[日記・個人ブログ]

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107件のファンレター

 この冷めた時代、ポジティブな感動が難しくなってしまった気はしませんか?
 だからこそ、感動のありかを探してみたいと思いました。今まで、私は何に感動しながら生きてきたんだっけ? 自分でも忘れかけているので、あちこち再発掘を試みます。

 日々の雑記帳ではありますが、ブックレビュー多めになるかも? なるべく本気で感動したものだけを取り上げていこうと思います。かつてあった「ときめき」を思い出しながら。

※表紙イラストは、なっちゃん~様のフリー素材を使用させて頂きました。

ファンレター

ぐんぐん引き込まれてしまいました

つばめさんの文章に、ぐんぐん引き込まれてしまいました。
なるほどです。過酷な時代背景があるからこそ、そのなかで生きる登場人物に共感しやすい物語になり得るのですね。
すごく納得です。

ちなみに、根本的な質問ですが 歴史小説 の定義とはなにになるのでしょうか…。
前回の記事を読ませていただいて、妊娠中つわりがひどいころに、浅田次郎さんの「天切り松シリーズ」にはまったことを思い出し、あれは歴史小説なのかなぁ…。設定が昔なだけでストーリーは歴史ものという雰囲気をちっとも感じなかったけど、もしかして歴史小説とは言わないのかなぁ…などという疑問を持ちました。

2日ほど前に、積ん読にあった「村上海賊の娘」を手に取りました。数ページ読んだところでストップしていますが最新の記事に名前が出てきたのでうれしくなりました。この本はもうしばらく積ん読ことにします(^^)。

白石一郎さんの『海狼伝』
まずそのタイトルがかっこいいです。すでにわくわくします。
「海という字が入っている本は売れない」なんてジンクスも吹き飛ばしたその熱い想いが男前です。そのまま小説の熱さにつながっているのですね。
つばめさんのレビューを読ませていただくと、「もう、読まなきゃ損なんだ」という気持ちになりました(*^^*)

返信(1)

しおむすびさん、ありがとうございます! そうそう、歴史小説とは何か。このジャンルで書いている人にとって切実な問いではないでしょうか。
一応、実在の人物を取り上げ、史実に沿ったストーリー構成になっているものを「歴史小説」と呼ぶそうです。でも仰る通り、定義はすごくあいまい。フィクション性が高い物は「時代小説」と呼びますが、両者の線引きはできません。荒唐無稽な物語でも、一定量は過去の事実を踏まえて書かれているわけですからね。
『海狼伝』だって、登場人物のほとんどが架空の人物ですが、どう読んでもこれは「歴史小説」です。たぶん地の文などで「歴史を学ぶ」雰囲気になっていると、「歴史小説」だと感じるんでしょうね。最近の「時代小説」はたとえ(一般的にライトな読み口とされる)シリーズ物でも、かなり史実を踏まえた重厚な内容もあって、余計に複雑です(笑)。

『村上海賊の娘』をお持ちなのですね。ちょっぴりマイナスなことを書いてしまいましたが、面白い作品ですよ! 特に男性の歴史小説ファンの間では、非常に人気が高いようです。ぜひ読んでみて下さい^^!