第31夜 コロナ禍に へびつかい座と かんむり座

文字数 661文字

コロナ禍に特別な星座の話をしましょう。

先に、「かんむり座」と「へび座・へびつかい座」のお話をしましたね。
へびつかい座は、お医者さん・・・アスクレピオスの姿とご紹介しました。

アスクレピオスは、どんな怪我でも病気でもたちどころに治す名医です。
今なら「新型コロナウィルスの変異δ株」もやっつけてもらえそうですね。

アスクレピオスの時代には、注射器などはなかったと思われます。
蛇を使ってワクチン接種・・・ということになるでしょうか。
蛇は、当時の医療器具ですからね。

ところで・・・へびつかい座が手に持つ蛇が、どちらを向いているかご存知ですか?
蛇は西をむいているのですが・・・。
星座の絵で見ると蛇の頭のさらにその西側には「かんむり座」があります。
まるで、「蛇が、冠を狙っている」ように描かれているのです。
かんむり座の学名は「Corona Borealis」・・・「Corona(コロナ)」って言うんですね。
「コロナウィルス」の「コロナ」とかんむり座の「コロナ」は、同じ語源です。
ウィルスの表面に突起があって冠に似ていかんむり座るため、
ギリシャ語で冠を意味する「corona(​コロナ)」と名づけられました。

星座が作られたのは、去年や今年ではありませんよ。
「かんむり座」も「へび座」「へびつかい座」も歴史の古い星座です。
プトレマイオスの48星座に登場する星座なんです。

クラウディオス・プトレマイオスは、2世紀の天文学者。
そんな昔から21世紀のコロナウィルスによるパンデミックが予言されていたのでしょうか。
・・・天のみぞ知るところでしょう。
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