第34夜 天の川 大きく羽ばたく はくちょう座

文字数 540文字

夏の天の川…天頂付近には、明るい星3つで作る夏の大三角が見えます。
こと座のベガ、わし座のアルタイルともう一つは、はくちょう座のデネブです。

デネブは、夏の大三角の3つの星の中では、最も遠いところにあります。
なんと、その距離1400光年!(ベガは、25光年。アルタイルは17光年)
格段に遠いところにあるのに1等星に見えてしまうのですから星自身の明るさは、夏の大三角の3つの星の中では、ナンバーワンです。

このデネブは、白鳥の尾にあたり、星座絵では、天の川に大きく羽を広げた白鳥の姿が描かれています。

はくちょう座となった白鳥は、ギリシャ神話で最も偉い神様、大神ゼウスが変身した姿であるとされています。
音やは、はくちょう座のギリシャ神話をご紹介しましょう。

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スパルタの王妃レダは、美しい女性でした。
彼女に近づくために大神ゼウスは、白鳥に変身したのです。
正体がゼウスであるとも知らずにレダは、美しい白鳥を抱きしめました。

やがて、レダは、2つの卵を産みます。
その卵からは2人ずつ赤ちゃんが誕生しました。
男の子のカストルとポルックス、女の子のヘレネとクリュタイムネストです。
カストルとポルックスは、後に「ふたご座」となりました。

このレダに近づいた白鳥が「はくちょう座」になったということです。
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