第19夜 暗い星 夜空にひそむ 「やまねこ座」

文字数 421文字

「やまねこ座」という星座があるのをご存じでしょうか?
おおぐま座とぎょしゃ座の間の大きな隙間を埋めるように作られている星座です。

1687年に天文学者のヨハネス・ヘヴェリウスによって設定された「やまねこ座」は、明るい星のない星座。
星座の設置者ヘヴェリウスが、「この星座を見るためには、山猫のような鋭い目が必要だ」と言うほどです。

これの話を聞いて思い出すのが「山猫学会(アカデミア・デイ・リンチェイ:Accademia (Nazionale) dei Lincei)」です。
これは、ローマにある伝統のある科学アカデミー。
「山猫の鋭い視力を科学者の目標にし」この名前が付けらているそうです。
かの科学者ガリレオ・ガリレイも1611年に会員になっています。
1613年には、この山猫学会がガリレオの黒点に関する著作の出版を行っているんですよ。

「やまねこ座」自体に、神話や伝説はありませんが、「山猫の鋭い視力と科学的な目」で宇宙を眺めていきたいものですね。
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