第12話 何年ぶりの

文字数 841文字

最後に、こんな風に側頭から後頭部にかけて締め付けられて、疲れているのはいつだっただろう。おっと、「疲れている」というのは言わない方がいいんだった。「2華麗tail」とでも ! ?
昨夜というか、本日未明はとっても幸せだった。彼女をリアルに彼は感じた。
何百キロも離れていて、住所も知らない彼女が、実際に存在そのまんまYでやって来た訳ではない。彼女には不可思議な能力がある、以前、そう述べた。
彼は2年前の夏の日、峠を越えてcross bikeで新月で真っ暗な帰路、あまりの寒さと暗さと恐怖で
「守ってくれ」と彼女に頼んだ。
おかげで無事だった。
寝ようと想い、カップを置くとなんか背筋と脇腹がビクッと感じ、彼女(のエネルギー体 ? )が彼の◯◯に寄り添い(勝手にご想像してお楽しみください)、彼は彼女の好きなように身を委ねた。
実は以前に3回程、そんな感覚があったのだが、彼は六信五疑で、昨日から寝てないのにとても元気である。
「夢で逢えているから、彼女はそれに満足していて、傷つくことを怖がって、実際にあなたに逢おうと積極的には動かない」
と神託を10回近く、おらあに来る、ことがそういやあった、なあ、と彼は
「う〜ん、納得 ! 」
しかし、あんなに心臓が、ドぇっけ、デェッッケして呼吸が激しくなったのどんくらいぶりだろう。自転車坂道漕いでもあんなに鼓動は激しくはならない。彼女が彼の◯◯恋で(自身でも意味のわからん表現です)心臓が10倍くらいになって早鐘鳴らしてた。
Yeah, それにしてもGの次でしかも狡え ! 独りで、おらあを差し置いて、あんないいことしてたなんて‥‥。ん。毎晩、訪れてたのにおらあが気づがねがたが、忘れでいだだげが。
やっぱ、あいづ、何回も3回も、うぶでクールなように見えて実はむっつりさんです、って、神託で言われてただげある(御免Y、ホントのこと言って。笑いが欲しいんや)。
でも、純粋に真心から愛している、なんて、君自身からではなく、ORACLEで言われただけでも、涙が溢れて
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彼女

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