第３６話　Ｉ　ＬＯＶＥ

僕が見つめる　景色のその中に
君が入ってから　変わり果てたその世界は

ラブストーリーは突然に‥‥

不思議な引力に　逆らえず崩れてく

それって内なる淫欲から ?

高まる愛の中　変わる心情の中
燦然と輝く姿は
まるで水槽の中に　飛び込んで
溶けた絵の具みたいな
イレギュラー

お互いが出逢えたこと、それこそがイレギュラー ?

ひとりじゃ何ひとつ　気づけなかっただろう
こんなに鮮やかな色彩に

ポール・モーリア楽団によれば「恋は水色」とのことだが
モノクロームで構成されていた世界がある日、光を受け
豊穣な色彩を帯びる　なんという喜び・嬉しさ

見えないもの見て笑う
君のことを　分かれない僕がいる

見れないものを見えるなんて素敵なことじゃない
わからないことがあっていいんじゃ ?
いつか彼女が教えてくれるかもしれないし、自然と分かる日がくるかも
それよりも大事なことは互いを感じあって生きていることでは ? !

I love, you love 解いて　絡まって
僕は繰り返している　何度も

自縄自縛　自身が考え・想い・感じることの罠

喜びも悲しみも　句読点の無い思いも
完全に分かち合うより
曖昧に悩みながらも
認め合えたなら

Excellent !
梵天丸も斯くありたい

重なる愛の中　濁った感情の中
瞬きの僅かその合間に
君がくれたプレゼントは
このやけに優しい世界だ
イレギュラー

ひとりじゃ何ひとつ　気づけなかっただろう
こんなに大切な光に

「あなた方は世の光である」
光は暖かさ・色彩への気づきを齎らす
そして、自らも光、へと