第39話 エバー・ビギニング・ストーリー

文字数 749文字

いつもはじまりの物語

自分を人生を諦めずに明らめよう

「諦めたら、そこで終わりですよ」というフレーズが有名な漫画があった。

自分は歳をとりすぎたから諦める ?

家庭があるから、とても不満を抱えてても波風を立てぬよう諦める ?

言い訳、言い訳、言い訳。そんな言い訳ばっかしてて、善い訳 ? !

人の批判が怖いだろうか ? 世間体の方が大事、だろうか。

自分の人生を幸せにできるのは常に自身だ。

人に恵まれた・愛されたは、とても有難いことだし、心からの感謝しかない。
だが、もう一度、筆者はあなたに問う。

「わかり始めたマイレボルーション、明日を乱すことさ」

安定の中で微睡むことのみを求め、自分の心のときめき、心底から求るものも得ようとせず、あと何年生きていくつもりだろう ?

そこには朽ちていく、死んだような日々しか感ぜられぬのでは ?

半世紀は優に過ぎ、赤いちゃんちゃんこに近い男が、恋愛らしい恋愛も経験することなく、死んでいくのだと諦めていた。

所詮、誰からも求められることもなく、理解することもされることもなく、孤独な魂のまま、存在していくのだろうと諦めていた。

まったくの不安がない訳ではない。いや、とっても怖くて泣き出してしまいそうだ。

だが、人生というものは如何に想い込めるか、だ。

自分に都合の善いように想いこもう。だってその方が幸せじゃない ?  

彼と彼女の物語は未だ始まっていないかもしれない。

だが、あの2年前に交わしたあの楽しさ・感覚を頼りに彼女を運命だと決めた。

それがもし、期待外れで、単なる一方的な想い込みだったとしてもいい。

それでも自分は幸せだ。

どんな結果・道・境遇に導かれたとしても自分にとって常に最善なことしか起きていない。

彼は心からそう考え・感じている。

さあ、永遠に始まりの物語を始めよう。





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登場人物紹介

彼女

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