第7話 2021年元旦早々

文字数 764文字

現在、5時51分、彼に例の友から、20分程前から電話が。彼は起きるところだったが、完全に起こされる形となり、友人は彼に謝ったが、彼はまったく怒ってはいなかった。
彼女のことを尋ねたが、やはり、交流はないみたいだ。
「やはり、自分でコントロールしようとしてもだめか」
彼は想った。
友人に好きなように話させ、彼はキーを打っている。友は
「睡眠を邪魔してごめんなさい。いつもどうもです」
と話を終えた。30分くらい。とても短い方だ。
結局、初詣もしていない。キーを打つ指は寒気で冷えている。
嘗て、雪景色を写真に撮って見せた時、彼女は驚いていた。多分、雪道も怖くて運転はかなり難しすぎるだろう。
子供の頃、元日は殆どの商店は休みだった。それがいつしか、営業するスーパーなどが出現し始め、近年、そのスーパーも元日は休むところが増えている。営業しているのはコンビニくらい。まさに、コンビニエンスである。
hp AMD RYZENを起動すると6 : 11。その象意を読み取る。続けて、6 : 16。
神託は今年の留意点を語ってくれている。
「体を癒せ」と。右脚が特に痛む。
「心と心で繋がりたい」女性がYouTubeで語っている。「魂でいつも交流している」とよく言われるが、具体的には如何なることなのか、まったくもってピンとこない。
何故か、「わかり合えている」という感覚はある。そう想いこんでいるだけでないことを希望しているが。だが、想いこんでいることと事実、嬉しいがそうなことと、違いはあるだろうか。
2021年1月1日6時43分、彼は何をしようが自由な自身を認めた。自転車は暫く乗れそうにない。先程、プリペイドカードに5000円チャージした。今月はこれが最大限度額。経済的に自立してあまりあるくらいになれるようにするはどうすればいいのか。彼はこの混沌に感謝した。
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彼女

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