第３１話　自己設定・バーチャルな世界だからこそ

この世界は所詮、幻・仮想現実的なものに過ぎぬという主張を昨今よく眼にする。

だから ?



空腹はとっても切なくて苦しいものだし、孤悲の焦燥・喜びはすんごくビビッドだ。

幻・バーチャルな世界だからこそ、いい夢のような世界にしていこうではないか。

意味は与えられるものではなく、紡いでいくもの構築していくものだ。

生きていくということは自身の設定した仮説を証明していくということ。

「愛していく」と決めたら、容易にそれを覆したり、撤回したりしたくはない。

どのような状況が出来しようとも最善の方向へと導かれている。

なぜなら、自分は自身を含め、多くの人々・存在との幸せへと続く道を探求し続けて来た。

これからの生はそれを実現させていくことに大分の時間を費やすためにあるのだから。