第37話 時をかける

文字数 562文字

あなた私のもとから
突然消えたりしないでね

えっ、突然消えたのは君じゃないか

二度とは会えない場所へ
ひとりで行かないと誓って

だから、君こそ誓えよ !
それを敢えて求めはしないけど
君がほっぽっとたら、好きにするからね
これでもモテてモテてしょうがないのよ
荷物だけだけどね‥‥

私は私はさまよい人になる

彷徨ったのはこっちなんだからね !
わかってんの ?

時をかける少女
愛は輝く舟

泥舟に乗ってる人たちも多いね
もし、2人の舟が泥で出来ていたら
それで粘土細工でも作ろうか

過去も未来も星座も越えるから
抱きとめて

君がすべてを越えて 今 僕の前にいる
ずっと抱きしめていよう お腹が空くまでは

ゆうべの夢は金色
幼い頃に遊んだ庭

自分は何時から 生きるのが辛くなっていたのだろう
なんかとても幼い時から そんな記憶が

たたずむあなたのそばへ
走ってゆこうとするけれど
もつれてもつれて
涙 枕を濡らすの

ながらへばまたこの頃やしのばれむ憂しと見し世ぞ今は恋しき

あんな生きづらかった日々、死ぬことのみを考えていた日が
滂沱の涙でいっぱいの感謝の日々になる たったひとつの出会いから

時をかける少女
空は宇宙の海よ
褪せた写真のあなたのかたわらに
飛んでゆく

そんじゃ 自分は 天翔けるKid
飛んできたら、抱きとめてあげるね

時をかける少女
愛は輝く舟
過去も未来も星座も越えるから
抱きとめて





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彼女

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