第29話 「逆差別」についての雑談

文字数 930文字

 会社には、女性管理職を増やさなければいけないというノルマがあって、

ターゲットにされている女性がいる。

 逆差別だと嘆いていた、その管理職候補の女性。
「私は管理職になんてなりたくないのに、なりたい人がなればいいのに」
「実力があって出世したい男がたくさんいるのに」って。

 逆差別というのは、差別されていた側を優遇し過ぎることによって生まれる差別
シーソーゲームみたい。

 出世イコール優遇と思われがちだけど、出世しないことを優遇と捉える層は存在するんだよね。男も女も。

 そして女性管理職になったらなったで、その仲間内でも牽制し合う戦いがある。
「彼女は下駄を履かせてもらって管理職になった。でも私は違う、私は実力でなった」とかチクチク。
怖い怖い、マウント合戦はつづく、どこまでも。


 大学入試でも、女子枠が設けられている大学がある。
特に工学系は女子割合を増やしたくて仕方ない様子。
この優遇措置は不平等なので、私の中で「逆差別」認定なんだけど、そうまでしても今一つ効果が上がっていない印象はある。

 でも余談だけど、もし自分に娘がいたら理系の農学部を勧めるな~
公務員とか研究職とか、就職が堅くて幅があるし。ついでに農学部の男は結婚に向いているような気がするし。それか医療系の臨床検査学科とかかな~


 いや、ちょっと待て、九州、九州だよ! 
男子女子関係なく、九州の国公立大学理系学科や高専がよさげな気がする。
だって九州の半導体産業が熱いもん。 

 九州の大学、高専で半導体関係の勉強して、そのまま就職したらよさげじゃない? 
九州の国公立大学、将来的に偏差値上がっていきそう。



 ……興奮しました。話を戻して。
「逆差別」という言葉を適当に使っていると、一瞬意味が「飛んで」わからなくなる瞬間がくる。クラっとするのは私だけかな?

 冒頭の例だと、

だから、
「出世させてもらえない男性側」
「出世させられて重荷に感じている女性側」
 どちらの側も使用しちゃっているから、ガバガバな印象。風見鶏みたいにクルクルして、なんか馴染めない。

 ふと思ったんだけど……
LGBTのことがあるし、「僕の心は女性です」と申告したら、女性枠に入って出世しやすくなったりして?
 



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