第45話 もしも今、核兵器が使われたら?シミュレーション②

文字数 938文字

 前回の続き。

【想定シナリオ:ケース3】
※北朝鮮が韓国の原子力発電所を攻撃するシナリオ。

 内容は端折りますが……
これが引き金となり、アメリカが北朝鮮へ爆撃機で空爆⇒その際、ロシアや中国の領土の上空を飛行⇒ロシアや中国が反応、アメリカに向かって核兵器を発射⇒アメリカもそれに対応⇒実質的な世界規模の核戦争に発展……そんな可能性も考えられると。


【想定シナリオ:ケース4】
※テロリストが核兵器の制御システムをサイバー攻撃するシナリオ。


【想定シナリオ:ケース5】
※ロシアの潜水艦部隊の誤認によるシナリオ。

① アメリカと韓国による合同演習を、ロシアの潜水艦部隊が実際の攻撃だと誤認し、沖縄米軍基地に核ミサイルを発射。

② 日本の要請を受けたアメリカは、ロシアを攻撃。

③ ロシアは韓国の米軍基地などを核ミサイルを使って反撃。核戦争に発展する可能性あり。


【想定シナリオ:ケース6】
※日本と北朝鮮の関係が悪化。北朝鮮が東京に電磁パルス攻撃を仕掛けるシナリオ。

 電磁パルス攻撃(HEMP)がどういったものかというと……

① 核兵器を、地上40㎞~400㎞の上空で爆発させる。

② 放射能、爆風、熱線は地上には届かないが、放射能が空気中の分子と衝突し、大量の電子が発生。

③ それらは強力な電磁波となり、広範囲に降り注ぎ、機器損壊や停電を起こす。

④ 仮に東京の上空80㎞で電磁パルス攻撃を受けた場合、大規模停電は半径1000㎞(北海道から九州まで)及ぶ可能性あり。
サーバーダウンにより重要情報が消滅、医療機器の故障など被害は甚大に。


 再度念押ししますけど、私の妄想ではありませんよ!
この電磁パルス攻撃は、防衛省防衛研究所の主任研究員さまが語っておられました。
 それから息子氏が、大学院で電磁波シミュレーション的な論文(教授のダメ出しが多く教授色に染まった論文)を書いていたので、ラインでざっくり「しくみ、あってる?」と聞いたところ「あっているかも(汗)」。


 あと、確か……
最初に使用される兵器は、小型の戦略核となり、核の傘下にいる日本と韓国が攻撃される可能性が高いとか……また、ケース5のような、誤認による核使用も無いとは言えないと。


 番組の最後に鈴木教授が語った言葉は、
「長崎を最後の被爆地に」でした。




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