第64話 未曽有の全銀システム障害(10/10~10/11)

文字数 1,153文字

 ところで今週大変だったよね。
未曽有の全国銀行データ通信システム(全銀システム)障害。びっくりだよ。50年以来だってさ。

 三菱UFJ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、商工中金、関西みらい銀行、山口銀行、北九州銀行、もみじ銀行、三菱UFJ信託銀行、日本カストディ銀行、JPモルガン・チェース銀行。
全部で11行、送金や着金ができないシステム障害。メガバンの三菱UFJとりそなが入っているのが痛い。

 みずほ銀行もつられてなのかシステム不具合起こしていた。ゆうちょ銀行は独自のシステムトラブル? 紛らわしいな(笑)
 大規模だしなかなか復旧しないし、サイバー攻撃を疑ったよ。まるでコロナ下非常事態宣言時のようなゾワゾワ感があった。




 全銀システムのシステムベンダーはNTTデータが務めているという。
NTTデータって、マイナンバーやこういった公共的な業務を担っているから実質公務員のようなもの。息子に「ダメモトで試験を受けてみたら」と勧めたんだよね。(結局受けなかった)

 NTTデータさん、大変な仕事しているんだとよくわかった。関係者の心境を想像しただけで恐怖。ホント、何度も書いているしこれからもきっと書くけど、現実の方が心霊なんかよりレベチの恐怖が転がっている。


 全方位みんな悲劇、システムベンダーも、障害が起きている銀行も、着金が遅れて決済ができない人、期限までにお金を納められない人、お給料が入ってこない人……
みなさんの中にも被害をこうむった方、いらっしゃいますか?

 小切手や手形決済はどうなるんだろう、と思って調べたところ全国銀行協会のプレスリリース。要約して、
「2023年10月10日に発生した全国銀行データ通信システムの不具合により、不渡りとなった手形・小切手について、不渡報告の掲載を猶予する
 とのことでした。そうはいっても胃が痛くなる話。





 関連する話ですが、「期限の利益の喪失」って聞いたことありますか?
借入金の返済には支払い期日が決まっていて、その期日までは支払わなくてもいいという債務者にとっての「利益」があります。
しかし、返済がかなり遅れたり不渡を出してしまったりすると、その「期限の利益」を失い全額返済となるのです。(とはいえ、普通、払えませんけどね)

ヤバい債権者「全銀システム障害? 知らん。一括返済な」
とかなったりして……(妄想)





 その日、出張に行っていた人がクレープを差し入れしてくれました。
ずしりと重いクレープで、中身はなんと「あんこ+チーズ」
実は私、つぶあんは苦手なんだけど美味しかったです。あんこにチーズの塩気が効いていた、チーズのポテンシャル、凄いな。
非常事態の残業中にいただいたので、実質カロリーゼロ!


 10月12日(木)に全銀システムは復旧しました。心から安堵。合掌。感謝。


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