第14話 文庫本の準備

文字数 826文字

4月、人間ドッグの予約をする。

5月、人間ドック休暇の申請をする。

6月、郵便で人間ドッグ検査キッドが届き、人間ドッグへの機運がいよいよ高まってくる。


 人間ドッグで待ち時間に読む文庫本を準備する。
『悲しみの秘儀』(若松英輔)
最近知った批評家・随筆家なのだ。
河合隼雄について書かれた章「一対一」は、待ちきれずに先に読んでしまった。
私は十代のときから河合先生に傾倒している。河合先生は日本の臨床心理学の礎を築かれた方。

 この著者の文章が沁みる。
河合先生と同様、平素な言葉で寄り添って本質を語ってくれるから。
レトリックで我を張らない。奇をてらわない。筋道が見える。思索的とはこういうことをいうのだろうなぁ。


 同じ著者の
『読み終わらない本』
『100分de名著 若松英輔特別授業「茨木のり子 自分の感受性くらい」』
も取り寄せた。
(私はNOVEL DAYSで茨木のり子さんを教えてもらいました)

 これは、と思える著者に出会えて、嬉しい。
今の今まで知らなかったけど、この方、名の知れた方ですか? 
Wikipediaを見るとかなりの著書やテキスト。そして生まれながらのカトリック信徒との記載あり。



 それからアーティストもね、今年に入ってからKing Gnuとmillennium parade(ミレニアムパレード)が好きになってよく聴いている。
ドラマの主題歌になった『カメレオン』がグッときて、それから。
あと好きな曲は『 It's a small world』とか、ミレパは『Trepanation』とか、たくさん。

 私は古参の平沢進(P-MODEL)ガチオタなので(お勧めはしませんスルーしてください、ときっぱり断言)、メジャーどころがよくわからなかったけど、こうして新しくアーティストを好きになれた自分に、ちょっとホッとしている。

 新しく好きなものが見つかるのっていいですね。


 なんの話をしていたんだっけ。



去年購入時は淡いサーモンピンクだったマーガレット。
今年、装いも新たに復活。


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