第23話 小説作法マナー警察

文字数 962文字

 小説作法におけるマナー警察がいた。

 とくに「字下げ」に関して取り締まりがきつかった。
これはだいぶ前の話である。

 私は2019年12月暮れも押しせまった頃、「セルバンテス」という今は亡きサイトに、ドキドキビクビクしながら初投稿した。
あろうことか、すぐにサービス終了のお知らせが届き、ここ、ノベルデイズを覗いたわけだが、最初のとまどいは
「この華やかな扉絵は、みんなどうやって作っているの?」
「これ私にも作れるの?」
 だった。


 ことほど左様に小説投稿に関してはド素人であった。

 なので「字下げ」というものがあやふやだったのである。(偉そうに)(多分、字下げをしたのは1話ブロックの冒頭部分のみだったような)
それで(冒頭以外の)字下げをせずに、2020年4月からここで投稿を始めてしまったという。

 それから他の作家さんの作品を読んだとき感じたことは、
「みなさん、漢字をあんまり使わないのかな?」だった。
「私」を「わたし」とか表記していたので。
 私は読みやすさや印象まで頭が回らず、当時、知っている漢字はなにも考えずに使っていたように思う。


 字下げマナー警察の御仁(ごじん)が、自作で苦言を呈していた。


「小説を書く時のルール違反を目にする。たとえ内容が面白くても、最低限のルールが守られていないと作品に集中できない」

 というようなこと。


 マナー警察の御仁は、「三点リーダー」のルールに関しても言及していたように記憶している。
私はなぜか「三点リーダー」の使用法だけは投稿ハウツー物を読んで理解していた。かろうじて。セーフ。あぶねー。(汗をぬぐう)
 

 マナー警察の御仁は、私の変な話なんかは読んでなかったと思うけど、
「私のこと言ってんのかも」
「私のことだ」
「なんか嫌われているのかも」
 とずっと気になっていた。

 マナー警察の御仁をトップ画面でお見かけするたびに、ああ、そうだ、見直して修正しなくちゃ、全部……全部か……でも平日はフルで仕事だし、休日は新作に注力したいし、レターも出したい、一応家事もある……とにかく時間が無いんだよ……


 そんなこんなで修正が完了したのは、それからなんと半年後でした。
結論から言うと、修正してよかったです。
マナー警察の御仁、ありがとう。

(でもふきのとう日誌は気楽に書いているので、ルール違反しても大目に見てください)






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