第4話 teenage F.B.I

文字数 423文字

「げてもの」を書き上げました。
いくつか校正の余地を残すものの、既存のフォーマットに自ら入り浸る事でそれを内側から破壊する。
そんな試みのなか、「走れ、走れ、走れ!」を「逃げろ、逃げろ、逃げるんだ!」と同義に表現出来た一点において、達成感はある。
いや、達成感?
そんなもの、ない。
「いらないもの」として、その他の事物とともに放置された人間のあがき。
いらないものは、勝手に消えてはくれない。
しかし、今の僕は、そうしたものたちを一手に引き受けて、地獄へお引越しどうぞ、いや、今月中にしろ、と、あっちから、こっちから、言われている。
それが、ゲージュツを高めてくれるなら、良い。
しかし、僕は、もうダメだ。
本当に、ダメだ。
誰か、誰でもいいから。
助けてくれ。
出来ればお金を持ってる女のひとが良いな。
僕が見放された元妻と違うタイプの、例えばおっぱいが大きいとか。
今すぐにでも、君に溺れるよ。
そんな気持ちで書き殴る作品に、もちろんお気に入りは付かない。

どうしたものか。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み