第9話 don’t hate me

文字数 929文字

「川の畔」、書き上げました。
とてもコンテストのお題に沿うものではなくなったけれど。
やはり、私生活がめちゃくちゃだと、反映しちゃう。
いや、いつもめちゃくちゃだから、その中で吐き出しつつひとつでも。
ところでこの作品、とあるお客様とのエピソードを写実する形になった。
それは、久々更新の「紫明先生献立帳」とも繋がってる。
僕は今、君を散々傷つけ嫌われ、離れようとして、その事で度を越した鬱症状に苦しんでいる。
箸が転んでも死にそうだ。
たぶん君には重要ではないだろう。
「川の畔」のエピソードは、実はあの日の事だけではなく、今までの僕の人生すべてを書いている。
いちばん長かった君との時間。
嫌わないでと、自分を偽り続けた日々。
そうでなければ、繋ぎ止められない。
いつもこっちから。
君からの積極的なアプローチは、一切なかった。
僕が好きと言うから好き。
それは、君を好きな僕が好きなだけだ。
それを、「川の畔」に出て来る黄さんが教えてくれた。
あの日、彼に僕は「嫌いだ」を伝えていた。
確かに。
それでも、彼ら、「あなたに会えたのがいちばん良かった。料理への姿勢、人生への姿勢。」と、好意を顕してくれた。
そしたら、彼らを好きになった。
あれ?
これは、僕に対する君の感情だ。
そんな自分は許せない。
だから、自分のそれまでをなくして、彼らを尊ぶ。
すごい。
僕は彼らが好きだ。
そうはならないものか。
そうなるのなら、もいちど君に恋をする。

「献立帳」のまみくんが、実は君ではなく僕である事に気付いてたかな?
君のすべてをかわいいと思ってしまうのは、僕だった。
そしてそれは、報われない悲しい努力。
僕を嫌わないでという。
そうやって、生きてきてしまった。
だから、嫌なやつになるんだ。
正直に。
それでも、いや、だからこそ好きになってくれる人が居る。
きっと君は、僕のたくさんの中傷に「ありのままの自分は受け入れてくれないんだ」と感じてるだろう。
それは、ずっと、僕が君に、そして君を通した世間に感じ続けて来た事。
だから味わえ。
逃げたきゃ逃げろ。
オラもう腹括ったんだ。
って、遠吠えしてんのが、みっともないけど。
ともかく、僕らがほんとにハッピーになれるのか、すれ違ってサイナラで良いのかは君次第。
もう丸投げした。
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