第10話 シニタイヤツハシネ

文字数 777文字

そりゃ、僕は色々とダメなやつだ。
けど、だからと言って、なんでこんなに傷付けられなきゃいけないんだろうか?
際限ない愛情を人に向けたら、良いように使われるばかりなのか?
自分に酔う為に。
自分を正当化して、守る為に。
そして、何も与えず、奪う。
なんだコレ。
僕は物事の成否やその状況に関わらず、いつも誠実であろうと努力した。
泣き、笑い、喚き散らし。
怖い。
それがすべて。
お為ごかしは我が身の為。
僕は、声を、言葉を、態度を奪われた。
金を稼いでないで、それで迷惑かけてるだろう?
ロボット。
yes, i do.
ずっとずっと、そうして来た挙げ句、あっちにいちばん都合良く、こっちにいちばん都合悪く、相談もなく、一方的にされた挙げ句、都合良さは加速するばかり。
さすがにここまで馬鹿にされたら、極めて鈍い僕にも気付くよ。
君は僕の「心がきれいだ」
と言った。
褒めてるのかな?と、少し思ってしまった。
バーカ!
そう言われてたのにね。
可笑しいや。
経験は、ある心象風景で、ガラリとその様相を変える。
ああ、僕は、ひとり。
それで良かった。
僕を蝕み、意に介せぬ、最悪のパートナー。
もっと早く縁を切るべきだった。
切られる前に、こっちから。
縁を切られたその確認を、二度三度。
その度精神まるはだか。
響かない、伝わらない相手に、ここでの作品より数段高純度な言葉を紡ぐ。
しまった、彼女、僕の言葉が好きなんだ。

僕は、ほんとうの恋に破れてしまった。
けれど、恋なんて熱病だ。
誰か、僕と恋をしてくれないだろうか?
僕はジリジリ身を焦がす様な、そんな恋無しには、どうやら生きられない。
そんな20年だけ、後半10年の苦しみ含めてサンキュー。
恋愛体質、とでも言うのだろう。
すぐに、誰でも好きになっちゃう。
それでいっつもハズレっくじ。
男性は間に合ってるから、出来れば女性。
我こそは当たりくじ、そんな方いらしたら。
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