第27話 サイナラ

文字数 609文字

昨年5月の離婚をきっかけに始めた執筆活動。
同時に君とのあれやこれ。
疲れたとか、半端な理由ではない。
サイナラだ。
僕にバイト先で強く当たってた数人。
平身低頭で理不尽を堪え、そっと愚痴って来た。
「双葉さん、怒られないで良い事で怒られてる。面白いなー」
トラブルがあると僕を指差し「あー、犯人いたー」
茶化してくれる理解ある上司の優しさ。
「またかよ!そーだよオレだよ、すいませんねー」と返す僕。
いなくなる奴ら。
少しずつ信頼を得る僕。
今も別んとこで、似たような状況。
愚痴れば味方してくれるたくさんの人たち。
あいつら八つ当たりなんだ。
どこかで、いや、あちこちで怒られるから、僕に当たる。
受け止めたい。
みんな善人だと思いたい。
綺麗事。
全部君に八つ当たり。
嫌になった。
おんなじだった。
みんなと違くなんてなりたくないけれど、優しくありたい。
君にだけは、優しくなれない事に気づいてしまった。
君に優しくして欲しくなってしまう事に気づいた。
鬱はネタだよ。
僕は鬱じゃない。
暗くなんか、ない。
「staing out for the summer」
君と僕が出会っていたら。
他所で書いてる「木の葉ソーダ」
君と僕が交わらずにすれ違っていたら。
ふたつの「もしも」の物語。
今はこれが餞別代わり。
少し寂しい気もするだろう。
だけど君はきっと大丈夫。
そして僕も、もう大丈夫です。
今までありがとう。
さようなら。
いつかきっと、たくさんお金を渡します。

愛するまみちゃんへ。
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