第5話 back to back

文字数 341文字

コンテストみたいに、読み手を意識して。
ふわり、と、誰かの気持ちに「幸せな誤解」を植え付ける哀しみの表現。
何でもそのまま吐き出すんじゃなくて、僕の表現の作用点を薄靄に包みながら、繋げる。
生きてるんだから、死ぬことしか書けやしない。
けれど、ホントに死んだら、多分何も書けない。
そんな「死の淵」から、ギリギリ書いた作品は、見出されるのに時間が掛かる。
思い出せ。
書けないから、書ける様になりたい。
そこに戻るんだ。
書けた。
恥ずかしい。
突き詰めて、切り刻んで、手当たり次第。
忘れるな。
書いてる間、生きてられるから、書く。
書いて、生きてろと言われたから、書く。
読んでもらう為に、書く。
そこに、戻るんだ。
そしたらどうしたって今みたいに、また戻る。
その時、また死の淵から書けば良い。
今、僕は、居ない。
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