29
文字数 303文字
今と言うものが
永遠ではない事を
わかってはいるのに
誘惑や歓楽に負けていくのは
弱いからだけじゃないけど
何処かでやっぱり
1人じゃ苦しくなって
立ち止まってしまうこともあるから
たまには誰かと
一緒に超えていくのもいいと思える
目を瞑ってでも
乗り越えられるような平坦な道でも
泥汗まみれでガムシャラにやっても
思い通りにならない山でも
一つの水を分かち合いながら
たどり着いた先にあるものが
今必要なものなら
例えどんなに不恰好なものだとしても
名もなき花だとしても
僕らが手にした勲章だから
後悔なんてないさ
それ以上のものがここにあるんだ、
誰にも伝わらなくてもいい
僕と君とだけが
知っていればそれでいい
儚く消えてしまう前に心の燈に変えるから