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文字数 258文字



地下鉄のホーム響く誰かの足音
朝の風景はいつもを取り戻し
急ぎ足で過ぎていく
誰かの風景誰かの日常
僕らはお互いの一部に溶け込む
どんよりした雲の下も
同じ気分の人ばかりじゃなく
まだ始まらない抜け道も
同じ想いの人ばかりじゃない
目の前にある事で精一杯な僕らは
時々他の誰かも
同じだと思いがちだけど
その誰かにはそれぞれのウチがあって
そのウチにはそれぞれのルールもある
箸で食べてもフォークで食べても
同じごはんの味に
誰かもきっと安心しているんだ
そして今日も
お互いに風景の一部になって
うっそうとしたビルの森を闊歩する
雨が降っても晴れた空でも
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