文字数 622文字



好きにすればとか
まあいいんじゃないとか
つい口に出してしまう
甘えだとは分かっているけど
貴方にぶつけちゃうのに
軽く受け止めて笑って返してくれる
そんな優しさにいつの間にか
当たり前の毎日に慣れて
ウチとソトとの境界線が
時々見えなくなってしまう
こんなこと当たり前に使い分け
みんなどうかしてるよね
いやどうかしてるのは私の方で
社会不適合まっしぐら
何でもかんでも簡単にやれてしまう
お姉ちゃんがホントに羨ましい
気づけば勝てるのはゲームの腕前くらい
私の生き抜くスキルは
貴方がいないと明日はない
なんの取り柄もない
あるのはポジティブさだけ
でもたった一つのその最大の武器が
貴方を楽にするんだって
クヨクヨせずに笑い飛ばして
二人で笑って生きよう
そんなふうに言われた
家事も仕事もうまく行かないけど
なんとか生き抜けるなら
誰かと一緒に楽しく生きれたら
それでも良いんだって
生まれ持ったスキルが皆無でも
パーフェクトな人はいないから
いつか誰かと補い合って
生きていけば良いと思える
初めは好きだけで愛がなくても
一緒に過ごせるなら
愛は結構後からでもついていく
だってパパとママは
お見合いで結婚したよ
最初は愛してなかったらしいけど
何だかんだと今までもこれからも
ずっと一緒にいるんだって
そんなボーダーがもっと簡単に
国も性別も超えられるのなら
きっと生きにくさなんてどっかに
消えて無くなるんだろうな
いつかこのモヤモヤがなくなって
こんな私でも
貴方以外の他の人からも
愛される時が来るかな
そんな日が来ると良いな
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