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文字数 431文字




暑いと言えば汗が流れ
寒いと言えば温もりが消える
普通に平凡に生きていたいだけなのに
普通や平凡じゃ何かモノ足りなくて
今のままでも十分すぎるのに
ここで終われないと急き立てられる
存在感のない世界観に僕は
どこにも居場所を見つけられない
狂ったように毎日同じ事を
何のために生きるために誰のために
やり続けなきゃ行けないの
質問する暇があるなら
そんなところに立ってないで
とりあえずこれやっといて
そんなふうに激流に流されて
気がつけばベッドの上で
楽しみは夢の中だけで微笑む
歯車なんかになりたくない
そう嘆く時点で歯車の中で
いつまでも同じところで回り続けて
僕の居場所はここだけで
時々差し入れの油もらって
たったそれだけで飼い慣らされて
満足しているのは望んだ普通や平凡
ビックになって有名になって
そんな夢は子供の頃に無くして
今は何のために走っているんだっけ
知りたい事手に入れたいモノ
そんなモノ簡単に揃う今だからこそ
普通や平凡の向こう側にある
特別な普通と平凡に出会おう
そしたら少しだけ楽しくなりそう


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