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文字数 339文字



最初に交わした言葉を
君は覚えているの
僕には届かないと思う高嶺に
咲く花に僕は恋をしたから
遠く窓越しに溢れる笑顔を
眺めているだけで近づく事さえ
迷惑になるような気がしてた
僕が気づかずに落とした
届け物をしてくれたあの日
瞳すらまともに見れずに
立ちすくむ僕に君は微笑みながら
他愛もない言葉残して立ち去った
そんな瞬間をきっかけに
ほんの少しずつ話せる言葉を
増やしながら2人少しずつ
距離が近くなったんだ
君にあげた首飾りを揺らし
はしゃぐ君を抱きしめていたい
あの日が沈むまで
どれほどこの先嵐を迎えても
君が差し出したその手を
僕は離さないから
これから沢山交わしゆく言葉は
書き綴るだけじゃ思いは募り
あなたへの愛を焦がしてしまいそう
君の見つめる未来に僕が
例え形がなくなろうとも
君とのぬくもりはいつまでもここに
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