２０

薄っぺらいものが
街中に落ちてる
いつからこんな世界に
なってしまったんだろう
当たり前と言う言葉が
壁にまで染みついて
いつでも誰かに
監視されてるみたいで
なんだか息苦しい
打たれ強い僕まで
どこか否定されて
いつか居場所も想いも壊れそうだ
どうしてと言えば答えが
見つかる場所に
人は何を求める
辞書にない答えの中で
埋もれていく宝箱より
価値のあるものなんてないのに
本当か嘘か分からない
モノに振り回されて
今日もボロボロのそのツラは
鏡の向こうで何を見つけ
何を隠そうとするんだろう
強がりだけしか残らない
そんな日常を雨に流そう
自分が手にしたガラクタを
宝物に変える力を得るために