7
文字数 218文字
満たされる日々には程遠く
不意に大丈夫かと気遣われ
嘘のつけないダメっぷりに
ほとほと嫌気がさす
気まぐれで空を切り取った
昨日のあの場所も
もう今日の自己欺瞞で覆われて
自分の不甲斐なさで涙に霞む
君のその心の内側には
触れられないのは知っている
その傷を癒すのは
僕の役目にはならないのも知っている
冷え切ったその華奢な体を温めるだけしか
許してもらえないのなら
今はそれでも良い
君のペルソナを全て嘘の愛にくるんで
僕の腕の中で何もかも忘れて
深く深く眠りに落ちて
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)