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文字数 377文字



あなたの強さも弱さも触れるほど深く
追いかけてもたどり着けない迷宮に陥る
僕の知ってる言葉だけじゃ語るには
100年くらいかかっても解けない
青い空も夏の濃い緑もあなたの瞳には
何色に映っているのだろうか
勝ち負けはどうでも良くなる
そのステージの上に広がる世界に
当たるスポットライトの向こうは
どんな世界を彩っているのでしょうか
悔しさや怒りを超えて聴こえた声に
耳を傾けるあなたの背中に
僕は畏怖を覚えて震えている
真実は儚く脆くそれでいて尊い
その一つ一つを細くてしなやかな手で
抱えきれないくらいすくい取る
背徳感に苛まれる僕には手の届かない世界を
あなたの柔らかい光が照らす
僕には入り込めない扉のカギに
閉じ込めたモノをいつか
ほんの少しでいいから分けてください
一人で背負いきれないモノにしないでください
泣きたい夜は僕の背中で泣いてください
僕にできる全てであなたに寄り添いたいから
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