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文字数 295文字



硬く閉ざしたはずの心の扉を
あなたの歌声はいとも簡単に開いてしまうんだ
はじめは心地よい音が奏でられてるのに
いきなりの不協和音で心をかき乱して
そこに注ぎ込まれる想いを綴った言の葉たち
そんな全てを押し込めた途端に
扉は閉められそして彼方へと去っていく
揺さぶられる心をもてあそぶ
だから皆が虜になる私は嫉妬する
壊れたくないからまた硬く心を閉ざすのに
そしらぬ顔をしてあなたは高みから
いとも簡単に何処かの隙間を見つけては
私の前に立ちはだかり
弱って立ち尽くす私を優しく包み込む
あなたの紡ぎ織りなす歌は
今日は誰を救っているのだろうか
歩き続けるためにあなたに寄り添ってもらおう
いつかあなたにお礼を言えるその日まで


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